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多岐さんのブログ

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2020.05.24
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ミラノで訪れてほしい美術館の筆頭は、遣欧使節団の滞在先でもあったブレラ絵画館。
ご紹介したい絵は、今まで歩いてきたフェラーラ、ベネチア、マントヴァなどで活躍した
画家たちの珠玉の一枚が、枚挙にいとまなく飾られています。しかしながら、ほとんど
クレジット付のものばかりですので、インターネット、画集で当たっていただきたいと思います。
お薦めは、ラファエロの「聖母の結婚」、ベネチア派のジョバンニ・ベリーニの「ピエタ」
カラヴァッジョの「エマオのイエス」、ピエロ・デッラ・フランチェスカの「聖なる会話」
ブラマンテの「柱のキリスト」などなど・・・
ここではマンテーニャの「死せるキリスト」の画像を・・・

(アンドレア・マンテーニャ「死せるキリスト」・・・朝日新聞 週間世界の美術より)
マントヴァの編でご紹介しました15世紀後半の宮廷画家の1人。マンテーニャを含め
二次元の世界でいかに三次元の世界を描けるか、それは遠近法であったり、この短縮法で
あったり、また、色の濃淡、光と影など様々な試みを当時の画家たちが挑みました。
絵画館には彼らの試みの歴史が集積されています。
ブレラ絵画館は、ミラノの大聖堂から北へ500mほどの場所にありますので、歩いてゆけます。

次に、この一枚のために行く価値がある小さな美術館、ポルディ・ペッツォーリ美術館。
この美術館も大聖堂から250mほど。ミラノ中央駅方面の通りを行くとありますが、ちょっと、
入り口がわかりづらいので、あらかじめしっかり地図で確認してゆくことをお薦めします。
この絵は15世紀後半、盛期ルネッサンスを迎える少し前の時代。ピロ・デル・ポッライオーロ
の「ある女性の肖像」というタイトルのついた絵です。
実際の絵の前に立った時の感動を忘れられません。女性の髪の毛一本一本を実に丁寧に・・・
そして、耳を覆う薄いベール、髪飾り、真珠のような宝石、衣装の質感、更には衣装の柄も
実にリアルに描いていることに感動しました。
画集などでは、なかなかわかりづらいので、是非、実際の絵を目の当たりにしてほしい一枚です。

実はこの絵も、金沢大学名誉教授の宮下孝晴先生のご紹介いただいた一枚です。
(朝日新聞社 週間世界の美術から転載しました)





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最終更新日  2020.05.24 11:10:46
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