2020/06/13(土)10:47
天正遣欧使節団の足跡を追って(トレドその2)
昨日はグレコの絵に気を取られて、トレドの町並みの写真をご紹介し忘れました。
今日はその1枚から・・・
昨日ご紹介したトレドのパラドールのベランダから
(パラドールのホームページから
正面のひときわ大きく目立つ建物はアルカサールで16世紀に修復された宮殿。
もともとここには3世紀にローマが宮殿を立てたとあります。
ちょっと角度を変えた写真をもう一枚・・・
(Wikimedeaより)
手前の川がタホ川。この写真ではアルカサールが丘の一番高台にあります。
もう一つのシンボルは真ん中のトレドの大聖堂。
ここで、もう一度、前出の版図の変遷図をご覧ください。
一番上の版図の図のように、イスラム勢力がヨーロッパに侵入した8世紀から300年間
イスラム勢力はトレドを中心にウマイヤ朝、後ウマイヤ朝として繁栄しましたが、
11世紀のレコンキスタ運動を機に、キリスト教勢力によって南に押し返されます。
11世にトレド奪還に成功したキリスト勢力はこのトレドをキリスト教の町に変えてゆきます。
とりわけ、トレドの大聖堂はレコンキスタの象徴として時のフランスゴシック様式で
建てられました。
時に、グラナダからイスラム勢力が駆逐された翌年の1493年に創建されました。
(Wikimedeaより)
トレドの町に大きなバスは入れませんので、約1時間ほど街中をあることになります。
足が丈夫なうちにいらしていただくことをお薦めします。
旧市街は、外敵の侵入を防ぐため、迷路のように作られました。また、夏の強烈な日差しを
避けるため、狭く、細くして直射日光を避けられるように作られています。
写真を撮りながら進みますが、前の人を見失わないように・・・
旧市街歩きの最後は、グレコの最高傑作のあるサント・トメ教会
教会そのものは小さな建物です。
(ロマネスク様式の塔が目印だが・・・わかりづらいから注意。Wikimedeaより)