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カテゴリ:徒然
昨日ハリウッドでグラミー賞授与式やってるのをテレビで見ました。年に一度のセレブリティの祭典。いや華やかだったっす。
アメリカ人は本当にセレブリティ好き。「セレブ」なんて安っぽく略さない、まさに各界の"celebrity"。会場に入る赤じゅうたんでのファッションチェックに始まり、会場内での超ぜいたくな面々のツーショット、スリーショット。お腹いっぱいになりそうなパフォーマンス。こういうのを見ながらこっちの人は、「あそこに『幸運のチケット』を手にした人たちがいる。いつかは自分も。。」とかうっとり眺めるのだろうか。 グラミー賞がロックやポップス、映像、クラシックその他多方面に渡ることは知ってたが、何と108部門もあって、そのうちテレビで流れるのはごくごく一部なんだそうですね。大相撲中継の序の口、序二段、十両とかみたいな取組が、テレビに映る前に粛々とあるのですな。 その大相撲でいう三役・横綱あたりの取組では続々と大物アーチストが登場。この面々がまた渋い。U2、ポールマッカートニー、ストーンズ、スプリングスティーン、ハービーハンコック、クラプトンとかですよ。お達者くらぶ?後継者育ってない?マドンナなんて若手に見えるし、マライアキャリーなんてヒヨッコみたいっすよ。 「And the Grammy goes to...」の後に名を呼ばれた受賞者は、ある者は「ええ~っ!?あたし??」、ある者は「知ってたよ」ってな風情で舞台に上がる。そしてほぼ例外なくやるのは、自分がこの賞を取れたのはこの人たちのお陰です!感謝します!という名前の羅列。家族とかプロデューサーとかスタッフとか、とにかく時間の許す限り誰かの名を呼ぶ。あるアーティストなんか大っぴらに紙を持ってて、「ええと、全員忘れずに言ったかな。。大丈夫だな。ぢゃみんな有難う!」と言ってステージを降りてった。 こういうの、日本のレコード大賞では見かけませんよね。涙ながらに「皆さまのお蔭です」はありがちだが、個人名は呼ばんだろう。しかもこの場合の「皆さま」は見も知らぬファンであり、家族や仕事仲間といったインナーの人ではない。「君を愛しているよ」とはっきり言うことで婚姻関係を維持し、「君に感謝しているよ」とはっきり言うことで仕事関係も維持する、そういうお国柄のなせるわざなのかしらん、と思ったりします。 そして堂々の横綱相撲で最優秀アルバム賞とか5冠を取ったのはU2。開発コミュニティで知らぬ者はないボーカルのBonoが何か一発やらかすかと期待したが、そういうこともなく堂々たるスピーチ。 さて、最後に小ネタ。本日付NYタイムズ23面に衝撃の誤植があります。マライアキャリーが前回グラミーを獲得したのは「1900年」だって。マライアいったい何歳やねん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月10日 07時23分30秒
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