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カテゴリ:徒然
今日はSt. Patrick’s Day。アイルランドにキリスト教を広めた守護聖人・聖パトリックの命日であります。アイルランドでは最大の祝日だそうな。
移民の国アメリカは、いろんな国にルーツを持つ記念日を祝います。もちろんこのSt. Patrick’s Dayも例外ではありません。 シンボルは「緑」。聖パトリックの逸話にちなんだシャムロックの葉を身につけ、緑の島アイルランドを讃える緑色の服を着た人々が,盛大にパレードを行い祝います。 ワシントン界隈でもお祝いしますが、私が思い出すのは、実はここでもシカゴ。最近シカゴづいた日記を続けざまに書いてるからってわけではありませんよ。シカゴはアメリカの中でもアイルランド系移民がダントツで多い都市の一つなのです。 ちなみにシカゴ市は過去50年のうち40年近く、Richard J. DaleyとRichard M. Daleyという親子を市長にいただいてきてますが、この親子もアイルランド系。 この日が近づくとシカゴ一帯も例にもれず、麻雀の役満よろしく緑一色になります。街は緑に彩られ、人々も緑。バグパイプの音色をバックに大通りを大挙して練り歩きます。ハリソン・フォード主演の映画”Fugitive”にもそういうシーンありましたね。 そして壮観なのは、"Dyeing the Chicago River Green"。シカゴのダウンタウンを横切りミシガン湖に流れ込むシカゴ川を、文字どおり緑に染めるのです。半端じゃない量の染料を使って。資料映像をご覧下さい。こんなになっちまうのですよ。 環境保護団体は文句言わんのかい、と心配になってしまうくらいの徹底ぶり。何でも1960年から毎年やってるそうです。 ちなみにこの日以外は普通の色の川なんですが、私にはこの川はふだんから緑がかっているように見えて仕方ありませんでした。50年近く毎年毎年これだけ気合入れて染めてれば、水や地表から緑が落ちきらないってこともあるんじゃないの?という先入観がそう見せるのでしょうか。 そして、クリスマスをはじめとしてあらゆる宗教的行事を柔軟に取り入れるのを得意とする日本人の私は、今日はアイルランド人になりきって、アイリッシュバーでぬるいギネスビールでも飲みながら街の緑を堪能しようかな、と思いを馳せるのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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