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カテゴリ:酒・食
先月アフリカに出張したときにちらりと書きましたが、エチオピアで食べたお料理、お酒が長らく私の心にヒットしており、あれをワシントンで食べることはできないかな~とずっと思っておりました。
そしてとうとうそれを実行する機会が昨晩到来!我がオフィスの同僚くんの誕生祝いをかねて、ワシントンのエチオピア料理に挑戦してみました。 やってきたのはダウンタウン北部、Adams Morganというエリア。飲み屋やレストランが居並んでいて、夜になると若者がわらわらと集まってくる、渋谷センター街をしょぼくしたようなところです(笑)。 調べてみたら、ワシントンにはエチオピア系住民が多く、エチオピア料理屋さんも10軒以上ヒット。その多くはこのAdams Morganエリアに集まっています。 我々が突撃したのはMeskeremというお店。驚いたことに、周りのお店とは違って道路まで人の行列が溢れ出ています。エチオピア料理って実はブームなのか?? 私のお目当てはずばり2つ。「インジェラ(injera)」と「ハチミツ酒(honey wine)」。 インジェラとは、粉(テフというらしい)を水で溶いて発酵させ、直径50センチくらいに薄~く延ばしたクレープ状のもの。エチオピアの主食です。その上に、シーフードだとか羊肉だとかじゃがいもだとか野菜だとか、いろんなものを餃子の具よろしくどさっと乗せます。そして下に敷かれているインジェラを一口大にちぎり、好きな具をくるんで食べるのです。 ちなみに全てのオペレーションは素手。一つのインジェラをみんなで囲んでちぎりながら食べるってのは、「忠誠と友情」の証しなんだそうな。この発想、覚えがありませんか?そう、「一つの鍋を皆でつつく」あるいは「同じ釜の飯を食う」感覚ですね。 皿に乗せた具を、皿自体をちぎりながら食べていくって感じなので、だんだんちぎるのが厳しくなってきます。するときれいに折り畳んだインジェラがざくざくと運ばれてきます。まるで「わんこインジェラ」。 この料理、見た目にもきれいですし、ほんと美味しいです。写真撮ればよかった。インジェラの酸味がきついと苦手意識を持つ人がいるかもしれませんが、このお店のは、エチオピアで食べたのと同じくちょうど良い感じでした。 そしてもう一つ、ハチミツ酒。ハチミツだけを醸造して作られたものですが、エチオピアで飲んだ時にはその余りに芳醇なシトラス風味に、「オレンジか何か混ぜてるんですか?」と真顔できいてしまったほど。さてワシントンであの感動を味わえるか?? 結論。見た目は悪くない。味もまあエチオピアのほどではないが、微かにシトラス風味。しかし香りがちと厳しいかな。。コルクの香りが強すぎるのか、はたまた他の成分なのか、って感じ。しかもボトルをよく見たら「Made in Maryland」でしたよ(笑)。 エチオピアはコーヒーが凄く美味しい国。かの地では食後にtea ceremonyと称して感動的なコーヒーを味わえたのだが、それがなくて残念。 でもまあ満足でした。お店のたたずまいも基本に忠実だったし。エキゾチズムを感じたい方にはおススメですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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