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今日は、日記削除後はじめての歯科に関する事を書きます。
私は、今は歯科業界で働いています。 以前は、別の業界でサラリーマンしてました。 自営するようになってもう8年目も経ちました。 それで、違う業界を経験して思うのは、 根底の部分は共通するという事です。 歯科医院にしても企業にしても、その存在の目的は、 自分に関わる人たちを「幸せ」にすることです。 でもね、今の歯科業界には閉塞感があります。 なぜだと思いますか? もちろんそうでないところもあります。 その根本的な原因はこういうことではないでしょうか? 自分たちに関わる人たちを「幸せ」にすることよりも、 利益を上げる事に労力を使いすぎだからです。 そこに「閉塞感」の原因があると思います。 今の歯科医院の全体の状況としては、年々開業が増え 保険点数も削減の方向にあります。 そういう状況なので患者数が減ってくると 経営者である院長はすぐ変動費を削減しようとします。 変動費というのは、歯科消耗材料、歯科技工士に払う 技工料金、が主なものです。 それで、その消耗材料や技工料を競合させて安く仕入れ しようとします。 でも、患者さんには還元されていません。 ま、そうするのは当然かもしれません。 ただ、それがあまりにエスカレートして本来提供すべき サービスを見失わないようにしないといけない。 このような閉塞感を打破するためには、どれだけ安いか で決めるのではなく、「これはAさんが持ってきたもの だから買うことにしよう」という考え方ができればいい のです。 この「Aさんが」というところが付加価値です。 ただ、安いからで決めるのではなく、これからの時代は 価値観にお金をだす時代になりつつあります。 私の知人もわざわざ福岡の村津先生の医院まで京都から 通っている方もいます。 価値をどこに見出すか、人によって全く違う時代なので す。そこから先は選択しないといけません。 でも、その選択をしないといけない時に、 売った買ったの世界の人にいい情報は入ってきません。 選択するという事は、「思い」であったり「文化」で あったりします。 そして、その思いにサービスを提供していくのが、 これからの時代のマーケティングなのです。 欲望を満たすことだけを考えている歯科医院は 人の信頼を得られなくなってしまいます。 歯科医院の存在の目的は、自分に関わるすべての人たちを 「幸せ」にすることです。 医院はその為の道具といったところでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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