カテゴリ:生き方
商売をするうえでの原点って一体なんだろう?
そんな事を考えさせられる映画「てんびんの詩」を見ました。 この映画は10年前くらいにも見た覚えがあったのですが、かなり前だったので、初めて見るよう な感覚で見ることができました。 あの時も今回もとても感動しました。 しかし、あの時とは、映画は同じなのですが感じ方は違っていました。 あの時よりもっと深く見ることができたと思います。 この映画の主人公は13歳で家業を継ぐ為に修行をします。 その修行とは、鍋蓋を売ることです。 来る日も来る日も行商に出かけるのですが全く売れません。 親戚を回ったり、頼んだら買ってくれそうな人にお願いしたりと姑息な手を使うのですが、それ がことごとく裏目にでます。 何ヶ月経っても売れないある日、川を見ると鍋蓋がありました。 「この鍋蓋を全部川に流してしまえば・・・」 と一瞬少年は思いました。 しかし、この鍋蓋も誰かが苦労して売ったのだなと思った瞬間、 少年は鍋蓋が愛しくなり鍋蓋を一心不乱に洗い始めました。 それを見つけた持ち主は、その様子を見て始めは何をしているのかと怒りました。 しかし、その行為の真意を聞いてその思いに答えてくれました。 「その鍋蓋ひとつおくれ」と。 これが、はじめての売り上げでした。 でも、これだけでは終わらずこのお客さんは違うお客さんを連れてきてくれました。 そして、鍋蓋はあっという間に売り切れてしまいました。 このことから言えるのは我がなくなった時、そういう状態が訪れるということです。 自分の利益ばかり考えている時は売れなかったのに、相手を思うようになった瞬間に売れるよう な流れに変わりました。 商売をする上でこの原点って初歩的なことかもしれませんが、つい人はこの原点を忘れがちに なったりします。 売り手と買い手の心が一致した時、心が通じる。 そういう時、はじめて売れるのだと思います。 この原点を忘れないようにしたいものです。 人気Blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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