カテゴリ:生き方
「見る」というのではなく「見通す」。
見るというだけでは、分かってないんですね。 見通してこそ分かるという領域にくるのです。 例えば、低燃費自動車とか環境にいいとされている自動車があります。 これを「見る」という観点から見ると、確かに燃費もよくて排気ガスも少なくてすむので 環境にいいと見ることができます。 しかし、「見通す」という観点から見るとどうでしょう。 この電気系統のエンジンを作るために普通の自動車を作る以上のエネルギーがかかってい るそうです。 ここの細かい所は、専門ではないので詳しくは書けませんが、詳しく調べている方から 聞きました。 それによると、この車を廃棄する時も、普通の自動車を廃棄する時以上の経費がかかると いうことです。 だから、逆のことをしているのです。 コマーシャルとかでは、環境にいいとかうたい文句にしてますが、見る人が見れば逆にそ んなこともないという事が見通せるのです。 こういったことって、なかなか見通せてないのではないでしょうか? 私もこれを聞くまでは勘違いしてました。 ジェレミーリフキンが書いた「エントロピーの法則」という本によると、人間が進歩だ進 歩だと思っていることのほとんどは退歩しているのだといいます。 ひとつ自動車の例を上げてみます。 人間は、自動車に乗って高速に移動する事ができるようになった。 これは、ものすごい進歩みたいだけれど、それは勘違いですよ。 あなたは、車を買う為に何時間働いていますか。 車検代、保険料を払うために、燃料を買う為にものすごい時間、何百時間も何千時間も 働いた結果、車に乗って移動しているだけだ。 アフリカのサン人などはあそこに行きたいと思った瞬間に歩き出すという。 皆さんは車を買う為に何千時間か働いてから移動する。 実際にはみなさんのほうが遅いよと言っている。 しかも、エネルギーを浪費している。 みなさんが頑張れば頑張るほど地球は壊れますよと言っています。 進歩の逆にあるものをしっかりと見通す目を持ちたいものです。 人気Blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.17 21:03:55
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