カテゴリ:生き方
花は観手に咲く。
これは、能を舞っているのを鑑賞していると、観ている人が感動しますが、 その感動することを世阿弥は「花」と言っています。 どういうことかというと、能を観て、舞っている方に花があると思いがちですが、 そうではなく、それは、観ている人に花が咲くということです。 なぜかというと、能を観ても面白いと感じない人もいます。 でも、それを面白いと感じるという事は、舞っている方に価値があるのではなく、 観ている人の中にその価値を感じる力があるということです。 それと似ているのですが、例えば人間も世界に自分ひとりだけしかいないとしたら、自分の 事ってわからないかもしれません。 他人と比較するから、自分の存在も分かってくるものです。 人は鏡ですよ、とか言いますが、他人に写るものの中にいいものを見出すということは、自分 にもそれは「ある」ということになります。 なぜなら、その良さを感じる力があるからです。 でも、悪い所しか見出せないとしたら、まだその感じる力が足りないのかもしれません。 といっても、悪いところも人間だからあるものです。 長所と短所を含めての自分だし他人だから・・ そういう時は、やはりあるがままを受け入れるということです。 以前、斉藤一人さんが講演会で言われていたのですが、 「自分を許します、他人を許します」と言うことは効果的だそうです。 でも、その秘訣は声に出して言うことです。 嫌な自分に出会ったときは声を出して「自分を許します」 これで、OKです。 ただ、言うだけでそれは消えるそうです。 負の部分って何かすっきりしないと前に進まないものですからね。 前に進むためには負の部分も受け入れる必要があるという事です。 ワンクリックの応援よろしくお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.10.06 00:29:31
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