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花屋な日々

花屋な日々

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2006.02.15
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またお風呂からです。



平均的な花屋さんの売上って、一体いくらくらいなのでしょうか。

平均的といっても、従業員の人数も店の広さもまちまちですから、なにが平均的かは定かではありませんが。

昔私が 団地内で車で売っていたとき、一日の売上は一万から二万円の間でした。
二千世帯くらいのマンモス団地です。
でも仕入も一万から二万円くらいでしたから、まったくの自転車操業ってやつです。
場所代もただみたいなものでしたから、赤字で経営難に陥るとゆうこともなく、何とか回転だけはしていました。
ま、当時の私は主婦でしたから、それでも生きていけたわけです。

今回開業するにあたっては、自己資金では賄えず、融資を受けたので、当然綿密な事業計画が必要だったわけで、それを作成するにあたり、様々な本を読みあさり、いろいろな角度から自分の事業計画書を見つめ直し、何度も修正を繰り返しました。

誰かに自分の夢とか未来図なりを理解してもらい、協力を得るためには、それなりの根拠や説得力が不可欠だからです。
その誰かというのは、お金を借してくれる機関が主ですから、あかの他人ということになります。

そのおかげで、自分のやろうとしていることが本当に可能なのか不可能なのか、客観的に見つめ直すことができるというメリットにはなると思います。

幸いうちの親は決してお金持ちではないので、無期限返済無利息のおいしい借金ではありません。

私の考えた計画書では、一日の売上が約五万円あれば、私の給料が二十万取れる計算です。

一日五万円、かりに30日営業したら150万!?って嬉しく考えそうですが、実際には仕入が厳しく見積もって約6割、経費が2割から3割、残りが利益、つまり自分の給料と考えました。
仕入の6割は確かに厳しい数字ですが、花屋にはロスが付き物。夏場のロス率はハンパじゃありません。



この前市場でよその花屋さんが話しているのを小耳にはさみました。
「一日に七~八万売れたらいいよね~」
確かにいいですね~…

とゆうことは、そんなにはみんな売れてないということでしょうか。

私の知り合いのいつもの花屋のおばさんの所はすごいです。
ざっと年商七千万くらいでしょうか。
従業員は五人。売上のほとんどが店売りです。
市場への年間支払い額も三千万を下りませんが。

私の今年の予想では、うちで年商一千万近くは行くかもしれません。
あくまでも年商です、年収ではありません。

結局は、いかに仕入を上手にやって、経費を節約して、手元にお金を残すかというのが大切になってきますが。
いくら頑張って売っても、回転してるだけで全て仕入代に消えてしまっては無意味だからです。

市場で会うよその花屋さんの中には、新参者の私が一日どれくらい売れてるのか気になって仕方がない人もいるようです。

うちは店売りだけですし、まだ目標には達していません。だからまともな給料が取れないのです。

花屋さんの中には、店売りは一日一万程度というところもあります。
ただし、その場合は店売りにさほど力を入れなくても、納品先や卸し先を持っているケースです。
収支的には当然うちより儲かっています。

花屋さんといっても 色んなやりかた、売り方がありますから、一概にどんな方法がいいかはわかりません。

生け花やフラワーアレンジを教えて、生徒さんをたくさん集めてそれで利益を生み出している所もあれば、配達専門、ネット販売専門、葬儀専門、卸し専門など、色んなやり方があります。

それらすべてバランスよくやれたら、いちばんいいのかもしれませんが。


ただ、花屋さんで本当に売れてるところ、儲かっているところがあるというのは事実ですから、
まんざら悲観的な商売でもなさそうです。

高級志向のオーダーメイドの花を売るならともかく、今の私の目標は、やはりお客さんを増やす、ということでしょうか。
欲を言えば、あともう500円、客単価が上がってくれると嬉しいかな。

どんな仕事も大変ですが、鮮度が命の花を扱うのも大変です。

人間には、花を買う人と、買わない人のニ種類がいると思うし…
花人口が増えてくれたらいいですね。
うちのお客さんたちで見ると、男性のほうが思い切った買い方をするみたいです。
結婚記念日に花を買いに来る男性を見ると、本当にほほえましいです。

まぁ 花屋の現実は厳しいですが、
これで食べていかれたら 本望です。

また茹でダコになりそうなので…………
そろそろ……………





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Last updated  2006.02.16 00:17:31



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