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花屋な日々

花屋な日々

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2006.05.09
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カテゴリ:自分のこと
やれやれ。今日もなんとか終わりましたよ。

今日は、隣のパチンコ屋さんがよく玉を出してたみたいで、
換金所にほくほく顔でやってくるお客さんをキャッチしてたんですが、
なかなかみんなサイフの紐は固いようで。
でも、2階の床屋さんの開店花のお金が入ったので、まぁまぁぼちぼちでした。
まったくやれやれです。

ま そんなことはともかく。

昨夜の市場での出来事、どうしても自分ひとりの胸にしまっておくのはもったいないので、ってわけじゃないけど、とにかく誰かに話したいので、書いちゃお。
今日は失恋女も来なかったし、話し相手もいなかったので、ね。

あのね、あのね、

昨夜の、霧雨の降る中での、市場の駐車場は
とても幻想的でした。
夢の中、のようでした。

トラックから降ろされた それはそれは大量の花苗たちが、霧雨の駐車場にきっちり並べられて、
もちろん駐車場は真っ暗なんですが、
それを、引き荷に来た花屋さんたちが見えるように、周囲から車のライトで照らしていたんです。

あまりの美しい幻想的なその風景に、思わず息を呑むほどだったんですよ。
霧雨の中、ってところがまたいいのよ。

いつもの市場の園芸担当の男の子に案内されて行ったんですが、
まぁその男の子は別にいつものように
「オレのヤマはこっちです」
って、自分の担当産地の花を私に買わせようとしてただけなんですが、
駐車場に出たとたん、それはそれは美しい景色。
霧雨の中で花を照らす車のヘッドライト、ってとこがまたロマンチックじゃありませんか。

その男子、実はずっと雨の中で花をそこに並べていたそうです。
かわいそうに、ずぶ濡れになってました。
「いや、別に売りつけようとしているわけじゃなく、オレのこの頑張った成果を見てもらおうかなと思って」
「うん、すごいすごい、きれいきれい。すっごいよ」
しばし呆然です。

「あ、あれなんだろ、あ、もしかして私が欲しかったナデシコのカラーマジシャンじゃない?」
「あ、これは何?え?ポーチュラカか、こっちは?え?キンセンカ?あれはなんだろ、ルピナスかなぁ。あ、あ、ニガウリの苗もあるじゃん。ねぇねぇこっちはこっちは・・」
と大はしゃぎの私。

まぁ暗くてよく見えないんですが、ところどころ照らされているヘッドライトに目を細めながら、すごい数の花たちを探す私。
「まぁでも、あれですよ、苗は明日のセリの方が安く買えるはずなので、無理に買ってくれとは言いませんけど」
そう言って濡れた髪をかきあげるその男子が、とてもとてもステキに見えてしまいました。
あんな場所で、あんな風景を見ながら、会話を交わしたら、きっと隣にいるその人に、恋をしちゃうかもしれないくらい、ほんっとにすてきな光景でした。

やだやだ、おねぃさんたらちょっとキミの見方が変わっちゃうよ、ってくらい。



・・・アホかいな。

って今これを読んだそこのあなた、そう思ったでしょ。

いいのよん、どうせ、私のヘタクソな文章力では通じないその光景。
でもほんっとにすごーくきれいだったんだから。
で、その美しい光景をひとりでがんばって作ったというその男子が、これまたステキに見えちゃったんだから。


・・・ふん。
いいです、所詮、中年女の独り言ですから。


そうそう、昨日突然やってきた例の口の悪い男友達。
そいつは私より7つも年下なので、
「ねぇねぇ、仮に10コくらい年上の女ってどう思う?いや実はね、やさしくしてくれる年下の男子がいるんだけどね」
と話したら、
「アホじゃねーの。そんな年上の女にやさしくするのは、ある意味老人介護と一緒だよ、ボランティアだよ。それを女が誤解するから、話がややこしくなるんだっつーの」
だと。
・・・・・・なんてひどいことを言うんだ。。。。。
「え?ボランティアなの?」
「あったりめーだろ、何寝ぼけたこと言ってんだよ。俺だっておまえみたいな中年女じゃ、立つもんも立たねーっての」
はっ!?そこまで言うか?
「私だってまだまだイケてると思うんだけど」
「勝手に思ってるぶんにはいーんじゃないの、じゃ、アホらしいから俺帰るね」
はぁっ!?

そこまで言われて凍りつく私。
え?そうなの?やさしさは、介護の域なの?

ひどい・・・・・いやそんなはずは・・・・・

暴言だけ残して奴は帰ってしまったので、ひとり取り残された私は その後モンモンと仕事をするハメに。

まったくヒドイ奴です。言葉の暴力です。


まぁですから、昨夜恋に落ちそうになった私に 急ブレーキをかけさせたのは、奴のその暴言だったのかもしれませんが。



・・・

でも、ま、昨夜見たその光景、その美しさは、私の年齢など関係なく、確かに美しいものだったんです。本当に。
・・・いいです。ほんの数分でも、夢を見れたので。


では


そろそろ おうちに帰ります。





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Last updated  2006.05.09 20:08:05
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