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花屋な日々

2006.08.26
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カテゴリ:自分のこと
暇なので、花屋になったいきさつなどを書いてみようかな。


花屋になりたいと思ってる方も、この日記、見てるかもしれないし。





花はもともと好きで、高校は園芸科、初めての就職先は大手花屋。
18歳だった私には、某ホテルの花屋で毎日毎日残業して、バラのトゲを取ったりする作業が耐えられなくて、
実は2週間で辞めてしまった。
当時、私が働いていた花屋では、バラが1本1000円だったのは衝撃とともに覚えている。
確か、ソニアというサーモンピンクのバラだったなぁ、値段見てびっくりした。

それからは花と無縁の生活。洋服屋さんで働いていた。
「ハウスマヌカン」なんて言葉が流行った時代で、ハウスマヌカン気取りでがんばっていたんだっけ。
仕事は飽きっぽく、転職は数え切れないほど。

洋服屋、事務員、ケーキ屋さん、いろいろ・・。

結婚して、しばらく事務の仕事はやっていたけれど、満員電車で会社行って帰ってきて、買い物行ってご飯作って片付けて、の繰り返しの日々に疲れて、仕事を辞めて近所でパートで働き始めた。
平日はカラオケボックス、土日は花屋さん。
本当は花屋さんだけがよかったんだけど、土日しか入れなかったので。
もちろん毎日働いていたわけではなく、平日のほうは週に3日くらいかな。

小さな花屋だったので、もうひとりの女の子とふたりでのんびりやってて、楽しかったぁ。社長は主に仕入れてきたら、あとはもうひとつの店舗のほうに行っちゃうので、気が楽だったのね。

週末だけ、そこで半年働いて、どんどん花にのめりこんでいく自分がいて、いつか自分で花屋をやりたいと思うようになっていったのはその頃。

もっと他の花屋さんに、ちゃんと就職したいなぁと思ったけど、車の免許がなかったので、どこに行っても断れた。

前の職場で一緒だった知り合いの女性が、沖縄の宮古島に引っ越して、ハーブ農園を作るんだというので、私も手伝いに行った。宮古島で車の免許を取れば、東京で取るよりはるかに安いという情報も得たし。
で、彼女の家に居候してハーブ農園作りを手伝いながら、免許を取得した。


地元に帰ってくると、近所におしゃれな花屋がオープンして、そこは若い男の子がひとりでやっていて、ちょくちょく顔を出すうちに仲良くなって、
「もし自分でやるなら市場紹介してあげるよ」
というので、市場に連れて行ってもらったり。

川崎にある大きな市場だった。
まずは私は車を買った。
その頃、車で花を売り歩こう、と考えが固まっていった。
もちろん、いつかは自分で花屋のお店を持ちたい、と思っていたけれど、
お金もないし、技術もないし、コネもないし、若かったし、どうすればいいのかぜんぜんわからなかったし。

あの頃の私は積極的だったなぁ、怖いもの知らずとでもいうのかな。
いろんな団地の管理事務所を訪ねて、花を売らせてくれ、って営業に回った。
3箇所、ゲットして、曜日を変えてそこで花を売った。

今思えばひどいもんだった・・・
仕入れ代がなんとか取れるくらいで、利益は生まれなかったもんなぁ。。。
でも、いつかこれで成功したら、将来はお店を持って、ダンナを食べさて行くくらいになるんだ、なんて思って。今はそのための修行だって自分に言い聞かせ。
引き売りのほかに、「フラワー会員さん」というのを募集して、毎週お花をお届けするお客さんも開拓した。15人程度しかいなかったんだけど、大事なお客さんだった。

まぁ私がそんなことばかりに2年間もかまけていたので、
夫婦の間には深い溝ができ、いつしかふたりの結婚生活は破綻してしまったわけです。

なので私は、花屋の仕事を辞めました。
そして、もう二度と、花屋なんてやらないんだと、心に誓ったのです。
フラワー会員さんのお宅を、1軒1軒謝って回った日のことは、鮮明に覚えています。
私の勝手な都合で辞めるのに、みんな、逆に私のことを心配してくれて。


それからはまた、花とは無縁の生活。
離婚してからは、生きていくお金のためだけに働いて。

そして、5年間がむしゃらに勤めた職場を辞めて、お花の学校でも通って、しばらく失業保険をもらって生活しようと企んでいたとき、運命の出会いをしたのです。

よく職場で花を買っていたので、顔なじみだった花屋のおばさん、
職安に行く途中、たまたまばったり会って
「私仕事辞めたんですよ~、今度は花屋さんでもやろうかな」
と、何の気なしに言ったら、おばさん目を輝かせて言いました。
「よし!じゃあアタシが全面的に協力するよ!まずは市場に紹介してやる!」
と、いきなり市場の社長に電話。
あれよあれよという間に、市場に見学に行く日取りも決め、物件探しのための不動産屋にも私を紹介。
「いえ、まずは私、先立つものがないので、そこからなんとかしないと」
「じゃあアンタそこは自分でなんとかしな!それ以外のことならアタシに任せな!」

そして、私が花屋を始める具体的なものが形になりはじめたわけです。

その出会いから、3ヵ月後には、私、花屋になってましたから・・・



人生とはおもしろいものです。
何かがその方向に動き出すと、とても早いみたい。
あとは自分が決断するだけ、みたいな。

チャンス、とかって、よくわからないけど、
よく「チャンスはピンチと共にやってくる」って、言いませんか。
そんな感じです、ホントに。

そしてその花屋のおばさんというのは、よくこの日記にも登場する、
いつも競売中 私の隣に座っている威勢のいいおばさんのことです。

彼女のお店は年商7千万ですから、そりゃ威勢もよくなりますって。



こんな私だから、
長年花屋で修行して、やっと独立開業した、という花屋さんの話を聞くと、
とても申し訳なくなります。
ハイ、私の人生ハッタリです・・・すんません。




はぁ・・・遊んでないで、そろそろ本業に戻ります。

では。






Last updated  2006.08.26 16:04:03
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