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花屋な日々

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開業秘話

2005.12.18
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カテゴリ:開業秘話
お金を借りるには、一般的に「保証人」が必要です。

信用保証協会は、東京都が行なっている融資制度のようで、保証人は不要なわけですが。

私は、国民生活金融公庫から はじめにお金を借りましたが、そのときは当然保証人が必要でした。
保証人不要の融資制度もあるということでしたが、よくよく聞いたら金利が高い。おまけに、「保証人になってくれる人もいない=社会的信用がない」との評価を受け、借りられないケースが多いのだとか。

物件も押さえ、仕入れルートも確保し、あとはお金だけなのに、借りられないなんて絶対に絶対に嫌!
というより、私は、申込をすれば絶対に借りられるもの、と思っていたので、借りられないケース、なんて、まさに想定外だったのです。

「いえいえ、申込をすれば誰でも借りられるなんて、そんなことしてたら公庫も信金も破綻するじゃないですか」
と、信金さん。
あ、なるほど・・・
「でも、こんなにちゃんとした事業計画書まで作ってきたのよ」
「ええ、これは立派な事業計画書ですね。ここまでちゃんとしたの、作ってくる人いませんよ。でもまぁ、これは所詮 絵に描いた餅。収支の計算の箇所、もうちょっと練りこんでいいですか」
「お願いします」

そしてその事業計画書を持って信用保証協会へ。

それを見た保証協会の担当者。
「あの、こんなにきちんとした事業計画書、ご自分でお作りになられたんですか?」
「はい、自分で」
「通行量調査もご自分で?どなたか経営コンサルタントの方がついているのでは?」
「いえいえ、コンサルタントを雇うお金があったら、お金 借りに来ませんから」
「あは・・は・・そうですか・・・そうですね」

そんな感じでした。
力作の事業計画書はちょっと自信作。収支計算だけは、ちょっと手助けがあったけど。


公庫のほうは、保証人探しに苦労しました。
両親になってもらおうと思ったら、公庫の方に
「特に財産もない年金生活者は保証人にはなれません」
ってきっぱり言われたので、第三者で誰か探すしかなく・・・。

そして私は例の男友達に頼もうと思い相談すると、
「いいけどオレ今 無職よーん、求職中でもなれるの?」
って・・・。そりゃ無理だ。
ふたりでうだうだ話していると、そこに1本の電話が。まさに奇跡の電話。
「あんたさ、いつから花屋始めんのよ。母の日にさぁカーネーション1000本欲しいんだけど。」
以前職場で一緒だった女上司。といっても同い歳で、今では転勤になり他の店で店長をしている超バブリーな彼女。
「それがさ、保証人が見つからなくて。・・ってあんた、なる?」
「あぁ、いいよー。どうせ何千万も借りるわけじゃないんでしょー?何がいるの?印鑑証明?」
・・・なんてあっさりと・・・。
私がびっくりしたっての。
「じゃあ明日、あんたの気が変わらないうちにサインもらいに書類もって行くから」
「オッケー、んじゃ待ってるねー」

翌日彼女は言いました。
「あんたさぁ、あたしを裏切ったらそこらのヤミキンより怖いのわかってるよね」
「・・・わかってるに決まってるじゃない」
「ま、あんたは、ねこもいるし、そうカンタンに逃げられないってあたしもわかってるから」
「ってか、あたしが借りるお金はあんたの年収の4分の1以下じゃん!痛くも痒くもないでしょうが」
「えへへ、まぁねー」

本当に不思議でした。あのタイミングで、まさに奇跡の電話。彼女に保証人を頼もうなどとは、考えてもいなかったのに・・・。

資金調達を含め、開業に向けては 私ももちろん頑張りましたが、たくさんの方々からの協力あってこそ、と、感謝せずにはいられません。

前にも言いましたが、走り出すと、加速度がついてくるんですね、どんどん。

ただ、今は、停滞しちゃってるようですので、なんとかしないと、ね・・・。






Last updated  2005.12.18 18:52:06
カテゴリ:開業秘話
吹き荒れております。冷たく乾いた風が・・。

極寒の中、市場で千両を車に積み込んでいたら、顔がバリバリにひび割れてました。
今日はこんな風じゃ、店先に花を並べるのもままならないでしょう。
花は、風にあたると水が下がってへたってしまいます。

今朝は8時半に店に着いたので、今は開店まで暖をとっています。そんなことより早く千両の水揚げをしないといけないのですが、まずは、コーヒーを飲んでから・・・。

昨日、市場に置いてきたハボタンが、今日はしっかり「忘れ物コーナー」にありました。
置いてきてしまえば自分で集めなくてすむので楽だけど、ときどき盗難事件があるので、毎度毎度は厳しいです。
盗難なのか、間違えて持っていかれてしまうのか、、、私も今まで何度もセリ落としたものがなくなりました。
高いバラや、シクラメンに限って・・・。
私も間違えて持ってきてしまったことがありましたが、そのときはちゃんと市場に電話をして、返すか買い取るかしたぞ!
せちがらい世の中です。


ところで。
keyさんからコメントのあったように、「ねことチャラ男と今日の花と・・・」ってやつですが、
そうか、開業日記だから、花屋をやりたい人がアクセスしてくれてるのか・・・。
では花屋を目指す方に、アドバイスを。

まずはお金をためて、1年分くらいの運転資金を確保してください。そして、習うより慣れろの言葉通り、忙しい花屋さんで修行しましょう。
あとは、体力と気力です。

店舗を構えるならば、第一に通行量の多さです。私も色々調査しましたが、だいたい購入してくださるのは通行人の1%です。100人に1人ってことね。最低1日5000人は通らないと、かなり厳しいかな。
ここはね、調査の結果5000人くらいは通るんですよ、一応。私もひとりでカチャカチャ計りましたよ。もちろん平日と土日ね。あれは、今年の春だったけど。
そして、開業資金に自己資金が足りなかったので、国民生活金融公庫の「新規事業者応援融資」のお金を借りました。金利が安いので。でも、申込金額の半分出ればいいほうかな。緻密な事業計画書が必要です。

結局希望額の半分しか出なかったので、(「ホントにそれで新規事業者を応援してるんですか?」って言っちゃいました)さらに信金から安い金利の融資を受けました。
信金の融資のが公庫よりちょっと金利が高め。
そっちは、保証人要らずです。っていうか、「信用保証協会」ってところが保証人になってくれます。
つまり、信金はお金を出すだけで、万が一私が返済できなくなったら、信用保証協会が私に代わって信金に返済してくれます。そのために、融資時多少の保証金を取られますが。

だから、信金は痛くも痒くもないので、快く貸してくれます。
ただし、信用保証協会には、直接面接に行って直談判します。担当者の心象が第一です。もちろん緻密な事業計画書が必要。

なんだかんだと融資申込みをしてから、実際お金が借りられるまで、1ヶ月かかりました。でも、早いほうらしいです。
普通、開業直前まで花屋で働いていれば、わりとスムーズに出るらしいのですが、私のように全く違う職種で働いていて、かなりブランクのある人間に、すんなり融資が出たのは奇跡だと、信金の担当者の方が言ってました。
しかも、公庫の担当者にそんな暴言まで吐いて・・・
事業計画書、かなり、練りこみましたから。

と、ここまで書いて、そろそろお店をオープンしないと・・・。

続きはまた次回。











Last updated  2005.12.18 14:10:04
2005.12.11
カテゴリ:開業秘話
暇なので、開業当時のことでも振り返ってみます。

今でこそ ひとりで全てをこなしている私ですが。
オープン初日、あれは今年の6月25日、土曜日でした。

オープン日が決まったのが、たしかその1週間前。物件の契約やら、内装工事やらで、ドタバタの1週間・・・。
いちばん大がかりだったのが、フラワーキーパー(冷蔵庫)の搬入だったかな。

ちょうど店じまいする花屋さんから、破格の5万で譲ってもらったものの、
なんと、搬入・工事費用に40万以上かかりました。

でもあの炎天下のなか、クレーン車みたいな巨大なトラックで、
作業員のおじさんたちが汗まみれで搬入してくれたのを見て、
これは40万くらい仕方ないか・・・と思ったものです。

当時、無職で遊んでいた例の男友達と、別居中のその妻には、毎日のように準備の手伝いにきてもらっていました。おかしな話ですが、ま、私を通じてふたりが解決の糸口でも見つけてくれれば・・・なんて少し思ったりなんかもして。うそです。実はそれどころではなかった・・・。

そしてオープン当日、 某携帯ショップ屋さんかと思われるメンバーが勢ぞろい・・・。以前の職場の仲間が仕事を休んで手伝いに来てくれたのです。ありがとう!
初日は花の無料配布なども行い、大盛況。
あんな賑わいは、その後、お盆とお彼岸だけだなぁ・・・。

オープン当初の私は、かなりへとへとで、当時血尿を出してました。
もう、こんなのひとりじゃ絶対無理よ!って・・・。

そんな私を見かねたのでしょうね、無職だったこともあってか、例の友人は毎日のように黙って手伝いに来て、「おまえは休んでろ」かなんか言って、積極的に接客してくれてました。
そして夕方 別居中の妻が子供を連れて店に来ると、子守をバトンタッチしていました。実は子供に会いに来てたのか、私を心配してくれてたのか、本当のところは定かではありません。。。

仕入れが長引くと、10時の開店までに店に戻ってくるのが不可能なこともあり、はじめの頃はとてもそれに神経質になっていた私。(最近はあきらめが肝心と、11時開店もありです)
ある日、前職場の元上司に電話して、「悪いけど、開店までに間に合わないから 店 開けといて」
「ええええ~っおれがぁぁぁっ!?・・・おれの仕事は?休めってか!?・・・・ま、いいけど、どうやって?」
てな感じでした。

みんな本当にありがとう。花の名前も値段も何にも分からない中、よくやってくれました。
おかげで今じゃ、私ひとりで色々こなせるようになりました。
いつか必ず、恩返しするからね!

当時のことを思い出すと(たった半年前だけど)、へこたれたり 疲れた なんて言っていられないのよね、って思います。

頑張りますよ!  ・・・暇でも・・・めげずに・・・。







Last updated  2005.12.11 17:09:11
2005.11.30
カテゴリ:開業秘話
ひょんなことから2005年6月にオープンした「花市場evergreen」・・・
いや実は全然ひょんなことなんかではなく・・・花屋開業はずっと以前からの夢でした。
10年ほど前 当時結婚していた私は、車に花を積んで団地に売りに行っていました。主婦業の傍らでしたが、いつか自分のお店を持って、ダンナを食べさせていけるくらいになりたいわ~ などと幼い夢を抱きながら・・・。
しかし現実は厳しく、結婚生活も破綻に終わり、私は愛してやまない5匹のねこを連れて、東京の田舎に引っ越して来たのです。それからはただ、生きるためだけに生きてきました。がむしゃらにやみくもに働いて、ふと気づけば私ももういい歳・・・私のやりたいことって何だったっけ?

歯車は、回りだすと加速度をつけて回りだすようで・・・
仕事をやめ、プロ養成のフラワースクールに通い、知り合いの花屋のおばさんのところで短い期間でしたがお世話になり、資金調達に駆けずり回り、物件を探し、様々な方たちに多大なご心配とご迷惑をかけながら、あれよあれよという間に開業にこぎつけたのです・・・。
みなさん!本当にありがとうございました!感謝!感謝!

あとは・・・このお店をつぶさないように、一生懸命頑張るだけです!!!








Last updated  2005.11.30 12:53:57
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