松市
今朝は松市。いつもより少し早起きして行ってきました。(いつもが遅いからね・汗)まぁ若干の遅刻。必要なものは注文してあるからいいとして。あと、ヨサゲなものがあったら競り落とそうと。しかし。しかし。しかし私がそこで見た光景は。。。これ以上は書きたくない。。。いや書くけど。なんてゆーか。私が感じたことはもうこの業界って終わりなの?ってこと。。。こーゆー時代なの?市場で開催される「大市」のたびに感じていたんだけど、年々、盛り上がりに欠けていくし年々、暴落していくし・・・年に一度の松市、ご祝儀相場でもっとみなさんぼんぼん競り落としていかないと・・・かくいう私はもうすでにほとんど注文出してあるので、ここでぼんぼん買うわけにもいかず・・・多分、多分だけど、昔の松の生産農家は、年に一度のこの日があるから、松を生産出荷してこれたんではないかな。。。(多分だけど)それがもう、こんなことでは後継者だって現れない。生産をやめたほうが賢明だと判断するだろう。そしてそのうち日本のお正月から 松が消える日が来るかもしれない。競り人が叫んでいた。「この生産者さんには後継者がいらっしゃいます!今後とも長いお付き合いをさせていただきます!だから・・だから買ってください!これ以上には下げないでください!」ひとりの生産者の松を競るのに、20分以上かかっていた。悲しくなった。買参人席はほぼ満席。花屋のみなさんはこの日のために、早起きしてみんな集まっているというのに。なぜボタンを押さない。。。ここにいるのはみんなただの賑やかしか冷やかしか。競り人、粘る粘る。今まで見たこともないくらい粘る。競り人の横から市場の部長が声をかける。「もういいよ、やめよう、もういいよ・・」競り人、悔しそうにそれでも粘る。「お願いします!」を連呼する。帰りに市場の方と話をした。「時代だなぁ・・・」と言っていた。マンションのドアには門松は飾り付けない。そもそもお正月に花を飾らない家庭も多い。花にお金をかけるなら、レジャーに使ったほうがいいという人も増えている。お正月は旅行に行くから花は飾らないという人も多い。そんな時代だと言っていた。もうこんなの競りじゃない、市場からの押し売りだと。今後は松市だの千両市だのはなくなるかもしれない、注文対応のみになるかもと。物悲しい今日の松市。さて来週の千両市はどうなることやら。花屋さん、元気だしていきましょー。小売が元気出さないと、業界そのものが沈下していきそうです。。。