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カテゴリ:放送番組
N響アワー - もっと知りたい!
人も楽器もムードメーカー
トロンボーン 新田幹男 -


 オーケストラで使われる楽器にスポットを当てる「もっと知りたい!」。 今回は、トロンボーンでした。 N響首席トロンボーン奏者の新田幹男氏がオーケストラでの役割や醍醐味、トロンボーンならではの苦労話などを披露し、スタジオ演奏ではガーシュウィンの名曲を演奏しました。

 私は高校生の3年間、吹奏楽部に所属していて、そのうちの3年生の1年間、トロンボーンを演奏していました。ですから、今晩(12月23日)のN響アワーを興味深く視聴できました。

 15世紀にトランペットから派生したといわれるトロンボーン。スライドによって管の長さを変え、音の高低を作るという基本構造は現在に至るまで変わっていません。その昔において、トロンボーンは教会の音楽にも登場する聖なる楽器としての役割を持ち、天使がトロンボーンを演奏する様子が描かれている絵も存在します。

 この楽器をクラシック音楽で初めて用いたのはベートーヴェンだそうです。あの有名な交響曲第5番「運命」の第4楽章で華々しく登場します。勝利を称えるような喜ばしい音楽です。しかしながら、トロンボーンはこの楽章に来るまで出番がありません。待つ間が辛いと新田氏は言います。しかも、意外と難しい。

 なぜなら、1stトロンボーンはいきなりオクターブ上の高音の“ド”から始まります。これはかなりキツイです。それに待っている間、他の楽器は演奏で音楽にまさに乗っている状態ですが、トロンボーンはこの1音を出すためにテンションを他の楽器と同じレベルにまで一気に高めなければならないからです。

 でも、今日聴いたN響のトロンボーンのアンサンブルは見事でした。勢いと輝きのある音色を披露して、その存在感をアピールしていました。

 トロンボーンは、ブラームスの交響曲第1番の第4楽章にもとても美しい旋律があります。アルト、テナー、バスの3本のトロンボーンがコラール風の音楽を歌い上げるところは、この楽器の神聖さが生かされているような雰囲気が醸し出されています。

 これは余談ですが、今回聴いたこのブラームスの演奏自体も素晴らしいものでした。指揮はヘルベルト・ブロムシュテット氏。曲のメリハリがたいへん良く効いていて、生き生きとしており、それぞれの楽器が一つになって重厚感のある響きを生み出していたのが好印象でした。このあいだ生で聴いた、ヤンソンス氏指揮&バイエルン放送交響楽団よりもはるかに良い演奏だったように思います。

 最後に、ガーシュウィンの作品で新田氏のトロンボーンの演奏がありました。甘くて大人の雰囲気を持ったメロディが特徴のこの曲。N響の首席奏者だけあって、当たり前ですが上手い演奏でした。司会の池辺晋一郎氏が、「この曲を聴いているとお酒が飲みたくなりますね」と述べ、新田氏のことを“酒席トロンボーン奏者”と言って笑いを誘っていました。

 トロンボーン。この楽器の活躍の場はクラシック音楽では比較的少ないですが、登場すればその音色は、時には聴く者に活気を与えたり、あるいは人の心を捉え魅了したりする、まさにムードメーカー的存在です。






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Last updated  2007年12月23日 23時55分51秒
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