一日一回誰かを笑顔にする会

[生き方上手] カテゴリの記事

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• 終末期医療の問題

  最近受け持っている入院患者さんに、進行した胃癌の患者さんがおられます。入院されてから3週間ぐらいになりますが、やはり病気の勢いが強く、栄養状態の悪化が急速に進んできています。どうして、神経内科医が進行癌の患者さんを受け持っているかというと、癌になって、栄状態が悪くなる中で、ふらつきがひどくなり、転んで頭を打って、脳に出血が起こり、認知症になってしまったのです。ふらつきがひどくなった一つの原因は、極端な栄養不良によるビタミンB1欠乏だと思いますが、この段階で栄養を補給できていればよかったのですが、脳の出血が起こってしまったので、性格の変化や記憶力の低下が後遺症として残ってしまいました。私のところに来られたのは、脳出血を起こした後だったので、性格の変化などに対応する治療となりました。「罪を憎んで人を憎まず」ではありませんが、脳にダメージが起こった患者さんは、性格が一変して、憎まれ口をきいたり、物を投げつけたり、嫌な人になってしまうこともよくあります。その人の本来の姿ではなく、病気がなせることなので、寛容になるしかありません。精神に作用する薬を使って、穏やかになられ、家族をいたわるような発言も見られるようになり、家族の方には喜んでいただけましたが、認知症になっていなかったら、もっと最後の時間を家族とともに味わって大切に過ごせたのにと思うと、何だか残念でなりません。厚労省の試案で、「余命3週間と診断されたら、本人の意思で延命中止が出来るようにする」という話が出て来ていますが、認知症は対象から除外されます。この患者さんの治療方針を決めるのは、家族と主治医ということになってくるんでしょうが、終末期をどのように過ごしたいのか、やはり一筆書いておいた方がよいのではないかと思う、今日この頃です。

  2007.06.06

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• この一年を振り返って

  年末です。私も、今日が仕事納めでした。今年は暖冬で冬らしさがあまり感じられませんでしたが、今日は雪がちらついています。多分、初雪かと思います。「今年、何か良かったことありました？」勤め先の副院長先生にそう聞かれて、いくつか思い浮かべました。まず、長男の中学受験が無事終わり、希望校に行けたこと。学校にもなじんで、楽しく通っています。ありとあらゆる電気製品が壊れまくり、家中が一新されたこと。12月には、ソファも買い換えて、それにあわせてカーペットも替えたので、気分も新たになりました。とても良いサプリメントに出会い、特に喘息など体質的なものが改善されるということは目からうろこでした。世界は広い。大学病院で習った医学だけが治療法のすべてではない。医者がいかに狭い自分だけの領域しか見ていないかということを、改めて感じさせられました。一般に治らないとされるどんな病気も、「この病気は一般的な病院ではどこでもあまり治療法が変わらず、これ以上の改善がないかもしれません。でも、世界は広いので、もっと別の治療法がどこかにあるかもしれません。」というのが、正直な気持ちです。でも、かといって怪しげな民間療法や怪しげなサプリメントを勧めるというわけにも行きません。一部の病院で、統合医療に取り組んでいますが、本当に困っている患者さんのために、誠実に医療に取り組み、本当に治したいと思えば、そういう治療法の選択もあると共感します。来年も、本当に良くなる治療目指して、知識と技術を向上させていきたいと思います。最後に、今年は私にとってとても記念すべきすばらしい心願成就が出来ました。これがもっともうれしい出来事でしたが、内容は秘密です。いつも何があっても毎年すばらしい年ですが、今年は本当に良い年でした。今年出会ったすべての皆様、ありがとうございました。良い年をお迎えくださいませ。　

  2006.12.28

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• 私が神経内科を選んだわけ

  今日のお昼休みに内科の先生と一緒に食事をしていて、なぜか「どうしてこの科を選んだか」という話になりました。その先生とはもうまる6年も一緒に働いているのに、そんな話をするのは初めてです。神経内科の領域にもいくつかの大きな専門があって、私の専門領域はアルツハイマー病やパーキンソン病などの「変性疾患」という領域です。ここ数日、NHKで認知症の特集をやっていて、今日も「20年前には考えられなかったくらい治療法が進歩してきている」という話をしていました。高齢化社会で、認知症の患者さんも増加の一途。その中で、現在は症状の進行を遅らせる薬しかありませんが、根本的治療の薬が種々開発されてきています。テレビを見ながら、私自身かなり明るい気持ちになってきました。神経内科の中で、もう一つメジャーなのは脳卒中の分野です。脳卒中だけ独立している病院なども多いわけですが、神経内科医の中には、この分野に非常に興味を持っている先生も多くいます。変性疾患は徐々に進行する病気で、脳卒中は突然発症、急速進行ということで、病気の性格が全然違います。それぞれに性格が合う、合わないがあって、多分、みんな自分の性格に合った領域を専門に選んでいるのだと思います。私自身は、「脳科学に興味があったから」という至ってシンプルな理由で神経内科を選びました。精神科も考えたんですけど、精神科の患者さんは少し苦手な気がして、放射線科も考えたんですけど、もう少し対人相手の方がいい気がして、そんなこんなで神経内科を選び現在に至ります。ちょっと誤算だったのは、神経内科の専門医試験がものすごーーーーく難しかったことです。いやー、ホント大変でした。でも、お蔭様で、専門学校の講義で国家試験的なポイントを熟知して教えてあげることが出来ます！人間、何でも無駄なことはありません。「臨床的にはこの病気の患者さんは多くないけど、試験問題的には良く出る分野です」なんてこともしょっちゅうです。内科の専門医試験対策のビデオ集なんて、50万円ぐらいで発売されていたりするんですよー。それを引き合いにすると、私の持っている試験関係の知識もウン十万の価値はありそうでしょ？今日一緒に話していた先生は、自分の専門の科の病気に自分が罹っていたからなんですって。そういう先生も確かに結構知っています。肝炎で肝臓を専門にした、糖尿病でそれを専門にした、血友病で血液内科を専門にした、などなど・・・そういう先生は患者さんの気持ちがよく分かります。医者にもいろいろな人生があります。

  2006.12.20

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• ツイてる人とツイてない人の分かれ目

  最近マイブームなのが、サプリメントなのですが、この効果ときたら、試してみるまで実感できないんですよね。ツイてる人とツイてない人の分かれ目、それはずばり、試してみるかどうかということなんです。サプリメントも、はっきり言って玉石混交です。良質で効果の実感できるものから、表示に偽りありで取締りを受けたりするものまで、本当に様々です。もちろん何でもかんでも試して見るというわけにはいかないでしょうが、ピンとくるものに出会ったら、差しさわりがない範囲で試してみるというのが、やっぱりツイてる人ですね。でもって、ツイてる人にはラッキーな出会いばかりやってくるので、ますます幸せになってゆきます。色々な方にサプリメントをご紹介しましたが、私から見て、もともと強運と思う方たちは、驚くほどすんなりと試してみられ、より健康になり、大変喜んでいただけました。私から見て、普通の方でしたが、柔軟な考え方が出来て、素直な方たちは、やっぱり試してみて、皆さん驚きの体調改善を体験され、ハッピーでラッキーで、笑顔一杯になられました。一番喜んでいただけたのは、子供の喘息発作が出なくなったお母さん方です。子供が病気で苦しんでいると、お母さんは自分のことのように苦しいですし、病院に行ったり、看病したりも大変ですが、それがすっかりなくなると、本当にハッピーです。気持ちがすっきりさわやかで、晴れ晴れしますよね。その出会いに感謝感謝です、と言われます。夏でもひどかった冷え性が改善して大喜びの方もいらっしゃいます。代謝が良くなったのか、血行が良くなったのか、顔色もすっかり良くなって、友だちも驚くほど美人になられました。一方で、お勧めしても、「食生活には気をつけているので栄養は足りていると思う」といわれる方は、試してみようと思わないので、変化がおきません。高々何千円のものを試してみるかみないか、そこの差は思ったより大きい。「試してよかった」と、良い効果を実感された方は、感動をもって言われます。本当に良いものに出会うことがかえって難しい時代ですが、良いものにピンと反応できる人はやっぱりツイてる。素直で柔軟な心があり、行動力がある人はツイている。そしてツイてる人は自然にいいものに出会える。と多くの方々との出会いを通して感じています。

  2006.11.21

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• 遊びのレッスン

  今週は、専門学校の卒業式や謝恩会、また小六の長男の卒業式や卒業パーティーなどがあり、いつもとは違ったイベントで大忙しの1週間でした。朝から5回もタクシーに乗った日があり、旅行以外では最高記録かなという気がしました。卒業生の人たちと沢山写真を撮りましたが、実は私は写真を撮られるのが苦手なので、非常に緊張しました。最近はデジカメなので、その場で確認してやり直しができるのがいいですね。ところで、先週末は大阪に遊びに行ってきました。エキスポランドと、USJに一日ずつ。USJでは、EXPRESS PASSというのを使うと、とーーってもスピーディーにアトラクションに入れたので、快適で感動しました。この前読んだ「ライフ・レッスン」で、「遊びのレッスン」という章があって、ともすれば忘れがちな遊びはとても大切なのだということを再認識したところだったので、心ゆくまで遊びを楽しんできました。

  2006.03.19

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• 正しいことを言うときは

  ここしばらく心に浮かんでいる言葉があります。それは、「正しいことを言うときは　少しひかえめにするほうがいい　正しいことを言うときは　相手を傷つけやすいものだと　気付いている方がいい」という言葉です。これは、吉野弘さんの「祝婚歌」の一節なのですけれども、夫婦の間に限らず、人と優しくつき合っていこうと思ったら、正しいことは相手を傷つけやすいものだということを、心しておくほうが良いと思います。どこからどう見ても自分が正しいと思うことを言うとき、人の心にはおごりが生じやすいものです。何か相手のために、こうした方がいいよというアドバイスを、その人の心に本当に届けたいと思うのであれば、ことさら少しひかえめに、相手を傷つけないように配慮する必要があります。そしてまた、その言葉がその人の心にすぐに届かなかったとしても、相手を責めたり、自分のいたらなさを責めたりしないことです。本当は誰にも他人を変えることは出来ないわけで、もし、何かのきっかけでその人が変わったとしたら、やはりそれはその人が自分で変わったのです。特に、相手がうつ状態の人だったりすると、その人は何かを「決断すること」が全然できなかったり、そもそも何かの「意見を聞くこと」も難しかったり、普通の人の感覚では全く理解できず、不満ばかりがつのるような状態のことがあります。夫婦間だと特に、相手を対等なパートナーと見なしているので、相手がそういう状態だということに気付かなかったり、必要な配慮が出来なかったりすることがあります。自分が憤ったり、不満を持ったり、責めたりするその相手が、本当に自分と対等な場所に立っている人なのかどうか、一歩引いて見てみると良いことが結構あります。もっと寛容な心で接する必要がある人なのかも知れません。いつもありがとうございます！！　人気blogランキングへ、今日も応援の1クリックをどうぞよろしくお願いします。

  2005.08.07

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  大事なことに気づくには

  何かに気づくと自分が成長できるのだけど、何に気づいたらいいのかは、気づいてみるまで分からない。では、どういうとき、何かに気づくことができるかというと、↓↓↓確かにこんなとき、いろいろなことが見えてきて、大切なことに気づいたりします。日頃から、こういう生き方をしたいものだと思いました。　「ドロシーおばさんの大事なことに気づく」　自分に正直になったとき、大事なことに気づく本気で何かをしているとき、大事なことに気づく捨ててもいいと思ったとき、大事なことに気づく変わってもいいと思ったとき、大事なことに気づく少し待とうと思ったとき、大事なことに気づく人に頼るのをやめたとき、大事なことに気づく思いがけないところで、大事なことに気づく思いがけない時に、大事なことに気づくじっと見つめたとき、大事なことに気づくじっと聞いたとき、大事なことに気づく新しい人に出会ったとき、大事なこと気づく人を責めるのをやめたとき、大事なことに気づく失敗し、失望したとき、大事なことに気づく違う道を選んだとき、大事なことに気づく大事なことに気づくのは、難しいことじゃないいつも心を開いていたい、いつも耳を澄ましていたい、そうすれば、あなたは気づく、あなたは出会う、本当の自分に人気blogランキング、今日もどうぞ応援してくださいませ。

  2005.08.06

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• 謙遜しない美徳

  一般的に、自分が何か褒められたりすると、「いえいえ、それほどでも・・・」などと、内心は喜んでいても、表面上は謙遜することが多いと思うのですが、前回のブログに登場した「ものすごーーーーくビッグで、お礼状を自分で書くお方」の奥様は違います。あの奥様にしてあのお方あり、と最初にお目にかかったときに感嘆したのですが、ご主人が誰かに褒められると、「そうなんですよ！　この人は、本当にすごいんです！」と一緒になって、ご主人を持ち上げるんです！（これは、すごい！！！）そういう話の展開は初めてだったので、かなり強烈な衝撃を受けました。でも、考えてみると、そうやって奥さんがいつも褒めそやして持ち上げてくれていると、男性は、何となくなんでもやれるような気がして、どんどん頑張ってしまうのではないでしょうか。私設応援団といったところですね。言葉は、言霊（ことだま）で、すごいパワーがありますが、どうせ使うならこんな風に、自分たちが気持ちよくなって、どんどん良いことが呼び寄せられるような言葉の使い方をしたいものです。ご主人を謙遜しないで、「この人は、本当にすごいんです！」って言える奥様は、もっとすごい！とにかく、その甲斐あってご主人は、並々ならぬ大活躍をされています。人気blogランキングへ、今日も応援の1クリックをどうぞよろしくお願いします。

  2005.08.03

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• 受け取ることを学ぶ

  今日、患者さんとお話していて話題になったのですが、私たちは、与えることと受け取ることの両方を学ぶ必要があります。人に親切にしたり何か良いことをしてあげたり、「与える」ということにはとても積極的な反面、人から何かをしてもらうと、とても心苦しく感じたりして、「受け取ること」の下手な人がいます。受け取ること家族からの愛や友達からの思いやり通りすがりの人の親切など日々私たちに与えられる多くのものを素直に感謝して上手に受け取ること私たちが幸せになるためには、それもとても大切なことです。もし、与えるばかりで受け取るということをしなかったら、受け取るということを学ぶために、「寝たきり」になって看護をしてもらうとか、強制的に何か受け取る側に回るということもあるようです。人に何か与えることに生きがいを感じている方は多いと思いますが、受け取ることも大切なことなので、両方のバランスが取れるともっといいみたいです。人気blogランキングへ、応援の1クリックを今日もどうぞお願いいたします。

  2005.07.13

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• 根拠のない自信を持て！

  「若者は、根拠のない自信を持て！」変わった言葉ですよね。聞いたとき、おかしくて吹き出しそうになりました。こう言っていたのは、作詞家の秋元康さんです。どうして、「根拠のない」自信かというと、根拠があったら、その根拠は覆ることがあるから、そうすると自信を失ってしまうからだそうです。つまり、根拠のない自信は、根拠がないので、自分が信じている限り覆ることがないというわけです。秋元さんは高校生のうちからラジオ放送の原稿を書くようになったそうですが、自分には何となくやれるという「根拠のない自信があった」そうです。非凡な才能があったからこそ、根拠のない自信が持てたのだという気もしますが、自信をもって損するわけじゃなし、大いに「根拠のない」自信をみんな持つべきかも知れませんね。「根拠のある」自信は持てなくても、「根拠のない」自信は決心次第でいくらでも持てそうです。自信を持っていると、とりあえず、自信がないから心配だというネガティブな感情に振り回されることからは解放されますし。そんなわけで、今日は、「若者は、根拠のない自信を持て！」と。「根拠のない自信」を持った！という方は、どうぞ、人気blogランキングへ1クリックをお願いいたします。

  2005.07.09

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  失恋について

  10年後の「結婚しないかもしれない症候群」☆谷村志穂著谷村志穂さんは、最近では映画「海猫」の原作者として、ご存じの方も多いでしょうが、「結婚しないかもしれない症候群」の作者として有名で、2003年には、「10年後の「結婚しないかもしれない症候群」」を書かれています。その中で、ヘレン・E・フィッシャー博士（「愛はなぜ終わるのか」などで有名な文化人類学者）と対談をしたときの、フィッシャー博士の言葉は失恋したときの対処法として、参考になると思いますので、ご紹介します。「失恋は、中毒と同じ危険な状態なの。もう2度と相手に近づかないこと。親友になろうと思うのは大きな間違いです。その中毒症状を引き起こしているのは化学物質なので、やがてはおさまるけれど、必要ならドーパミンを下げる薬、プロザックなどが執着に対して効きます。セロトニンを上げていくの。ただし、この薬を長く飲むと、今度は恋に落ちにくくなる。鬱病を治そうとするときにもセロトニンを上げていくけれど、性欲が落ちることが報告されているの」　失恋の悲しみを薬で治療することをお薦めするわけではありませんが、脳内の化学物質の高い低いなどで、恋しやすさが決まったり、高くなりすぎるとパニック障害と似たような状態になったりするわけです。恋愛のメカニズムを、脳内の化学変化で説明すると、何だかちょっと興ざめなのですが、たったそれだけのことと思えば、ちょっと失恋の悲しみも色あせて見えるかなと言う気がします。繰り返して言いますが、失恋は、中毒と同じ危険な状態なので、もう2度と相手に近づかないこと。親友になろうと思うのは大きな間違いです。出来ましたら人気blogランキングへ、応援の1クリックをどうぞよろしくお願いします。

  2005.06.28

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• 成長する人しない人

  今日は子供の小学校で参観の後、講演会がありました。今日のテーマは「共育」を中心に。子供を教育することで、親も共に育つという意味なのですが、それは本当にその通りだなと思います。子供が大きくなるにつれて、親も成長し、ちょっとのことで動揺しなくなったり、何かに対する対処の仕方が上手になったり、とにかく色々学んでゆきます。いくつか、なるほどー！と思うような内容がありました。「成長する人としない人の違いは、体験したことから学ぶかどうかの違いである」って、体験したことから学ばない人って、いるのかなー？？　ちょっと疑問に思いましたが、体験がただの体験で終わってしまって、何かをそこから積極的に学びとろうという姿勢がないと、成長できない人になってしまうということでした。「知識の習得にはそれほど時間がかからなくても、それが実行出来るようになるまでにはずっと多くの時間がかかる」　　知識が行動になるまでの間には、結構ギャプがあって、行動に移せるということが、本当はずっと大事なことなんですね。ここは、思いきりうなずいてしまいました。行動に移すのも、個人のレベルの上に、集団のレベルがあって、だんだん集団や社会も成長していくということでした。また、個人の欲求のレベルは、生命維持などの基本的なものから、今言われているのは、一番上が「自己実現の欲求」ですが、演者の方は、さらにその上に「奉仕・貢献の欲求」を書き加えていました。21世紀は、そういう新しい進化した時代になってくるのでしょうね。いろいろと考えさせられる講演会でした。人気blogランキング、今日も応援してね。　　

  2005.06.19

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• 生きる意味

  生きる意味が分からないと思うときは、「生きている」じゃなくて、「生かされている」に見方を変えてみるといいよ。命には限りがある。与えられている命だから。その与えられた時間の間に、自分が出来るだけ成長できるように、そして出来れば誰かが幸せになれるように努力してみる。そういうことじゃないのかな。人を幸せにするためには、まず自分が幸せになる。与えられた命だから自分を大切にする。一人一人が自分を幸せに出来たら、それだけで素晴らしい。

  2005.06.13

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• いろいろな賢さ

  ずっと以前に読んだ曾野綾子さんの本の中にあったお話で、いまだに時折思い出すお話があるので、今日は、それをご紹介したいと思います。とても優秀な青年が二人、曾野綾子さんと会っていて、急に激しい雨が降り出して来たとき、一人の青年はさっと傘を取り出し、もう一人の青年はさっと服を脱いで（その服は濡れたら困る服だったのでしょうか）、それぞれのやり方で、突然の雨に対処して帰っていった。二人の青年は、それぞれに優秀だったが、その対応の仕方は、二人の人生の違いを映し出しているようだった。この続きは記憶が定かでありませんが、傘を取り出した青年は、官僚になって偉くなり、服を脱いだ青年は一流企業に就職し、砂漠の国に行って、何かの建設の指揮をしていたような。その人に向いたところで仕事をしていたような記憶があります。名探偵コナンじゃありませんが、「真実はいつも1つ！」でも、賢さはひとつじゃないんですね。その人なりの答えがあって、そのどれでもいい。ただ、どちらにしても、決断力は必要です。早くしないと雨に濡れてしまいますからね。人に学ぶことも大事ですが、自分の持ち味を損なわないように気をつけて、学ぶ相手を選ぶべきです。ゲーテも、「いつも大事なことは、われわれが学ぼうとする相手の人たちが、われわれの性分にふさわしい人であるということだ」といっています。どちらにしても自分の性分は、そんなに変わらないですよね。それで、いいんじゃないかな。人気blogランキング、今日も応援してね。

  2005.06.12

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• 目的の時間

  火曜日のインプラントの後、間があいてお久しぶりになってしまいました。その後、体調は絶好調なんですが、サプリメントの好転反応か（過剰症か？）手足に発疹が先週の金曜日頃から出て、今週はまだピークみたいです。水曜日は不思議なことに体調は絶好調で、ものすごく仕事もはかどって、本当にノリノリだったのですが、調子が良すぎてブログを更新する時間がありませんでした。木曜日は急ぎの仕事でやはり時間がとれず、今日になってしまいました。よく言われることですが、用事には1.大切で緊急なこと2.大切だけど緊急でないこと3.大切でないが緊急なこと4.大切でもなく緊急でもないことの4つがあります。　普段は1番（大切で緊急なこと）か3番（大切でないが緊急なこと）を片付けるのに忙しくて、ついつい2番（大切だけど緊急でないこと）を後回しにしがちですが、2番の時間をどれぐらいちゃんと取れるかが、人生の充実や成功、幸せには大事なのだと思います。時間には限りがあるので、大切なことをする時間を出来るだけ優先させること。やらないといけないことに振り回され過ぎないことが必要です。　では、自分にとって何が大切なの？ということになりますが、何をするかには1.自分の将来のためになること2.今、自分が楽しいこと3.誰かのためになることのどれか、またはそのどれかの組み合わせがあります。このバランスが上手にとれていると、満足感や充実感が得られます。大切なのは、バランスですね！そして、大切でもなく緊急でもないことは、極力しないことですねー！人気blogランキング、多分、地の果てまで低迷してます。どうぞ今日だけ、笑顔の1クリックを宜しくお願いいたします。

  2005.06.10

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  人びとの中の私

  　今日で5月も終わりですね。　気分転換にデザインを変えてみました。　今日は、ふとさっき手に取った「人びとの中の私」（曾野綾子著）のご紹介をします。　読み返して改めて、自分は曾野綾子さんの本に多大な影響を受けたと思うのですが、単純だった私に、人間というものの複雑さや、弱さや、不完全さを教えてくれたのが、曾野綾子さんだったように思います。　「私は時々、不思議に思うのだが、世の中には、いい年をして（いい年というのは、いくつぐらいだと聞かれたら、私は一応、15歳くらい、と答えようかと考えている）まだ、他人が自分を正しく理解してくれない、と言って嘆いている人がいるのである。或人間が、他人を心の底まで正しく読みとれるなどということは、ふつうに考えても、あり得ないことなのに、それが、15になってもまだ分からないのである」　この本を読んだとき、私もまさしくその15歳だったようです。ギクッとしましたね。人が自分を理解してくれないと嘆くことなんて、はじめからナンセンスなことなのね～！と、一気に目が開けました。　曾野さんの別の本に「絶望からの出発」という教育論の本もありますが、あまり期待しないところから出発するというのは、人生をしなやかに生きていく上でとても大事なことなのではないかという気がします。　　「人間は分裂的な目を持つべきなのである。几帳面がいつもいいものではない、と思えれば、大したもので、そうなればだらしのない人を許すこともでき、周囲の人を心理的に圧迫しないでもすむ。　また、優しい人は、優しさは美徳かどうか分からないのであって、もしかしたら、卑怯な自分の保身の術かも知れない、と考えることをすすめる。　『これでいいということはないのだ』という一言は、残酷すぎるようだが、私は若い人に言いたいのである。人生はいつの一刻をとっても、未完成で、これで完全になった、ということはない。だから、万人にいいといわれる性格も、完全性をうたう全体主義の政治も共にまやかしである。だからといって、いいことを目指す必要がない、というわけではない。永遠に、完全に到達しない戦いを戦うことこそ、本当の勇者の戦いと言うべきなのである。」　ひとことで言うと、これらの曾野綾子さんの本を読むことによって、柔軟さの訓練を受けたような感じです。すべての物事にはいい面と悪い面の両方があるということが分かっていると、打ちのめされることがないし、気持ちの切り替えも早くなります。そして、ほとんどの場合、寛容になれます。　今の時代は、もっと柔らかい表現でほんわかした感じの本が多いですが、この本はかなりずばずば、多少、偽悪的かなという気さえする本です。偽悪的な部分は差し引いて、穏やかに生きればよろしいと思いますが、柔軟さは見習う価値有りです。人気blogランキング、応援してね。

  2005.05.31

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  最高を知るー「座右のゲーテ」より

  「座右のゲーテ」斎藤孝著を、鹿児島の学会に行っているときに読みました。有名なゲーテですが、「ファウスト」と「若きウェルテルの悩み」以外に、ゲーテについて私が知っていることって、ほとんど無いことに気が付きました。「ゲーテ格言集」も高校生の頃読んだことがあります。当時の自分が感銘を受けた言葉に線が引いてあるのですが、少し前にそれを見直してみましたが、これはなかなか楽しい作業でした。「座右のゲーテ」にも、さまざまな生きる知恵、叡智が拾い上げられています。ゲーテという人を通して、斎藤孝さんが生きる知恵として学んだことがまとめられているわけで、ゲーテと斎藤さんの二人のコラボレーションのようであります。　いろいろといい言葉はありましたが、今日は、その中から「最高を知る」ということについて。「最高を知れば、あとは自ずとわかるようになる」　中途半端なものをどれだけ知っても、その真髄を知ることは出来ないということでして、まず何でも最高のものに触れれば、ものを判定するきちんとした尺度ができるということです。その道の最高のものを自分は知っているか、ということを出来るだけ意識しながら学んで行くことは、自分のレベルを上げるための早道として大事なことだと思います。　本の中では、クラシック音楽であればモーツアルト、日本文学であれば川端康成が一つの頂点として例に挙げられていました。ちなみに斎藤さんはかつては松田聖子のCDアルバムを愛聴していたそうですが、それも彼女はかつての歌謡曲アイドルのまさしく頂点だったから、と言い訳されていました。（私も、松田聖子のCD好きでした）何でもトップにはそれなりのきらめきがあるものであり、頂点のものを知っていくと、自分の世界も広がり、目が開かれていくというのは、まさにその通りだと思いました。　ただ問題は、その道の最高峰が簡単に分かれば苦労しないのですが、どれが最も良いのかなかなか分からないときに、みんな紆余曲折があったりして回り道をしてしまうのではないのかしら。　昨日の運の話になりますが、運のいい人は初めからいいものに出会ったり、直感でいいものが見分けられたりするんですよね。　カンというものも知識の集積らしいので、出来るだけ最高のものを知るように努力しつつ、やはり経験を積むことが大事ですね。人気blogランキング、応援してね。

  2005.05.29

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• 運が良くなるには☆☆

  鹿児島から帰ってきました。ハ～ッ☆　鹿児島、とても楽しかったです。最初の日は、ホテルの近くの「主人の工夫とセンスが冴える創作メニューが魅力」の「一耕」というお店で、四季の味と焼酎を頂きました。いつになくお酒の回りが早く、夜はそのまま寝てしまいました。ホテルに天然温泉があり、朝、早起きして温泉に入りました。温泉から桜島がきれいに見えました。朝食のレストランからも、桜島と海がとてもきれいでした。　学会は、朝が早いのであります。8時過ぎから教育講演などが始まりますが、私も、9時の講演に間に合うように学会場へ行きました。　夕方まで会場にいた後は、インターネットで予約した南州館へ。アロママッサージ付きのプランをお願いしてあったので、ホテルからアロママッサージのところまで送り迎えをしてもらいました。こりがほぐれ、とーってもいい気持ち。しあわせ～！　それから、名物といわれる黒豚のしゃぶしゃぶを食べに行きました。美味しかったけど、食べ過ぎで苦しい。　　そして夜は、越山雅代さんの充電会に参加しました。なんてハッピーな一日。　　越山さんの充電会は今回は160人以上が参加されていたそうです。メインテーマは「運が良くなるには」という内容でした。ゲストがきりんさんとビル・モンロー氏。実は、ビル氏の声が聞けるのをとても楽しみにしていました。とても穏やかな優しそうな声に聞きほれてしまいました。　一番の幸運とは、健康であること。　幸運になるためには、運のいい人とつき合うこと。友達が幸運をもたらしてくれる。　また、運のいい場所と、その時にあった行動も大事。冬の時期は春の準備、春には良い種を蒔く。そのように、その時に合った行動をしていけば、不運な時期というものはない。　　（うん、うん、そうだよね）と思いながら聞いていると、あっと言う間に2時間近くも経ってしまったみたいです。終わって時計をみてびっくりしました。　私が思う一番の運が良くなる秘訣は、やっぱり人を幸せにしてあげること、人のために何かしてあげることです。そういう意味で、「一日一回誰かを笑顔にする」と、もう、ツイてツイてツキまくりなのであります。　誰かに喜んでもらえると、その人も自分も幸せで、運もよくなるという素晴らしい効用です。　そうやって、喜びの波動を出していると、だいたい良いこととか運のいいことが吸い寄せられるように集まってきます。運が悪いなあという気がしたら、パッと気持ちのチャンネルを切り替えて、先に気持ちを高めると、運もちゃんとついてきます。落ち込んでいたら、泣きっ面に蜂になっちゃいますから、気を付けて下さいね。　人気blogランキング、応援してね。　

  2005.05.28

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• 曲がり角を曲がるまで

  昨日は、何かとばたばたして忙しく、日記を更新することが出来なかったのですが、今日は比較的時間はあるのに、書くことが決まらず、ネットの中をさまよってしまいました。やりかけの仕事が気になっていることも一つの原因かもしれないと気が付いたのですが、もしかしたら、昨日歯科で麻酔を使ったのも一つの原因かもしれません。昨日の夜の睡眠不足もいけなかったのかも・・・いくつかやりかけのこととか、気になっていることとかが集まってくると、結構ストレスですよね。忙しい、忙しいと思いながら、どんどんやることをやっていると、ふっと、「何だ、忙しい気がしてたけど、大したことなかったじゃない」という気持ちになることがあります。「曲がり角は曲がってみなければ分からない」今、目の前のことに精一杯で余裕がないように感じても、その目の前のことが片付いたら、妙に広々とした時間と空間が広がっていたり、その変化に驚いてしまうことが結構あります。だけど、多分そうだろうと分かっていても、実際にそうなるまでは、ストレスなんですよね。ドアを開ける。曲がり角を曲がる。橋を渡る。ハードルを越える。峠を越える。ここから別のどこかへ行くとき、想像は出来ても、実際の感じは想像以上にいいことがあったりします。人気blogランキング、今日も応援してね。

  2005.05.18

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• 孤独の功徳

  　今日、NHKの番組に出演していた岸恵子さんが、「孤独の功徳」という言葉を言われていて、とても印象に残ったので、書き留めておきます。　結婚して誰かと一緒に生活するということにふれて、「私は弱い人間だから、誰かと一緒に四六時中いると、気を使って、すぐ疲れてしまうの。だから、自分の居場所を確保するという意味で、一人でいるというは、とても大切なことなんです。自分は孤独に耐えられる人間でありたいと、常々思っているし、そうであって初めて味わうことが出来る、孤独の功徳というものがあるように思うんです」という内容のことを言われていました。（車で走りながら聞いていただけなので、内容に間違いがあったらすみません。）　「孤独の功徳」含蓄のある味わい深い言葉ですね。孤独を感じることはよくありますが、それに功徳をくっつけると、あら、不思議！孤独も、素敵なものに変わります。心が、軽くなりました。　

  2005.04.12

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• ものは言いよう

  今日は、何を書うかなーと、あれこれ考えていると、ふとずいぶん前のある看護士さんの一言が思い浮かんでました。ある日、お年寄りの患者さんが、「今日は、（あの世から）お迎えが来そうな気がするので、お別れを言っておきます」と、看護士さんの手を握って神妙な顔で言われたそうです。そう言われた看護士さん、「そうですか。でも、今日はお迎えの車が込み合っているので、また今度にして下さいって、言われてましたよ」と真面目な顔で答えました。患者さんは、ちょっと残念そうな顔をして、「それじゃあ、仕方ありませんね。今日はやめにして、またにしましょう」と答えられたそうです。妙な説得の仕方ですが、患者さんはあっさり納得して、もう少し長生きして下さったようです。看護士さんのユーモアに感心した一幕でした。　

  2005.04.10

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  スピリチュアル・ケアについて

  　村上春樹の小説「ノルウェイの森」の中で、主人公のワタナベ君が、女友達の緑のお父さんが癌で入院している時に、彼女の代わりにお父さんに付き添っていたシーンがありましたが、最近、それと似たような状況のワタナベ君から、相談を受けました。　最初の質問は、「お見舞いでどんな言葉をかけてあげればよいのか分からないし、周りの人間はどんな心構えでいればよいのでしょうか？」というものでした。　こういう問題に正解があるのかどうか分かりませんが、私は、「難しい問題ですが、緑さんやお父さんが、お互いにもうすぐお別れしないといけないことを受け入れられたら、お互いに伝えておきたいことを言った方がいいと思います。ありがとう、とか、こういうことに気をつけなさいとか、お父さんにも伝えたい思いがあるはずなので、それを聞いて上げることが大事だと思います。そして、死は苦痛からの解放であること、死はすべての終わりではないことが伝えられたらいいと思いますが・・・　みんなの気持ちを聞いて上げて、一緒にいて上げることができたら、それだけでもずいぶん違うと思いますよ。　正解はないかも知れない。自分を信じて、自分が納得できる言動をしてみて下さい」と伝えました。　　それから数日後、ワタナベ君はまた、「がんばって一緒にいますが、何も出来ず悔しいです。いてあげるだけで本当に何かの役に立っているのでしょうか？」と苦しさを訴えて来ました。「精神的にとてもつらい状況ですね。　出来るだけ、お互いに笑う時間を作ってみて下さい。笑っている時間だけ痛みや苦痛を忘れられたと、多くの癌患者の方が言われています。意識があるうちは、どうにかして笑うことも出来るはずなので。　きっと、先々、今のこの時期のことを何度も振り返ることでしょう。出来るだけ逃げ出さずに、心を通わせてあげてほしいと思います」と私はお返事しました。　そして、昨日、緑さんのお父さんは亡くなったのですが、ワタナベ君からも緑さんからも心の整理をつけることが出来、励まされたとお礼を頂きました。少しでもお役に立てたのなら光栄です。　死が間近に迫っているとき、癌などでそれが避けられないとき、残された時間はとても貴重なものです。もし、お互いに死から目をそらし続ければ、うわべだけの会話しかできません。どういう態度をとろうとも、死は待ったなくそのうち訪れるのです。本当に最後に伝えておきたいことが、誰にでも必ずあるはずです。その気持ちをちゃんと伝えられた時、別れのつらさは変わらないにしても、後悔が少なくなるように思います。　死が迫る場所にいることは、とても怖いものです。気持ちが重くなって、出来るなら逃げ出したいと思うのが、普通の心境です。そこで、踏みとどまって一緒に居て上げるということは、想像以上につらい体験なのです。ワタナベ君も緑さんも本当によく頑張ったと思います。　一番つらいところはもう通り過ぎてしまったはずです。あとは、悲しみや悔しさ、つらさにフタをせずに、しっかり泣くことが大事だと思います。　スピリチュアル・ケア学序説という本に、死を迎える人に対して、どうケアしていったらよいのかということが書かれています。死を迎えるということは、非常に大きなストレスであり、周囲にもその影響はとても大きいものがあります。安楽死問題もマスコミで再々取り上げられますが、スピリチュアル・ケアというものが、もっと広く知られ、みんなで考えていく必要があると思います。最後まで読んで頂いてありがとうございました。よろしければ、ご意見をお聞かせ下さいませ！人気blogランキングへ

  2005.03.27

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• S君の思い出

  　大学時代の同級生S君は、なかなかハンサムな男の子で、今で言うと、V6の岡田君のような感じ（かな～？）の子でした。テニスも上手で、医学部のハンサムなさわやか系のスポーツマンというところでして、まあモテても不思議はない青年だったのですが、おかしかったのは、彼は自分がモテるということを、とても楽しんでいたのです。（*^o^*）　ある日の彼の発言「大学に来るまでの道で、女子高生と沢山すれちがうでしょ。すれ違った子達が、『ねえ、ねえ、今の人見た～？！　カッコよかったねー！！』って、言ってるのが聞こえるのが、僕、楽しみなんだよね～」「へ、へーえ・・・（絶句）」（私）こんな発言が、ちっとも嫌味じゃなく言えてしまう彼に、脱帽でした。なんて平和なヤツなんだー！！！　どんなにハンサムでも美人でも、人生を楽しんでいないみたいな人って、結構沢山いるじゃないですか？　そんな中で、彼の平和さっていったら、本当に賞賛に値しますよー☆☆　ちなみに彼、たまたま私の高校の同級生と結婚しました。私から見ると、ごく普通の女の子に見えましたが、恋愛時代の彼、「彼女は女神のように美しい！（天使だったかも・・・）」といって、写真を撮りまくり、大きく引き延ばして部屋に飾ってました。私にも、その会心作を見せてくれました。彼って、何かにつけて浸りきる人だったのです。　　多分、彼は今もきっと、とても幸せなのに違いない、と私は思っています。彼みたいな生き方の中に、幸せの秘訣があるのかも、と彼を思い出す度に思う私でした。最後まで読んで下さって有り難うございました。いいじゃん、S君と思っていただけましたでしょうか？人気blogランキング　いいじゃん、S君　どうぞよろしくお願いします。

  2005.03.25

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• 反省は少なめにー過去にこだわるまい

  　昨日聞いていたある講演のテープで、「反省は少なめに。だって、反省の省の字、省みるは、少ない目って書くでしょう？」という言葉があって、へーっ！と思ってしまいました。「反省を多くすると、多目（ダメ）になっちゃうからね、反省はほどほどに」だそうです。なんだかおかしくなって、気が軽くなってきました。　前に御紹介した「まちがったっていいじゃないか」のなかでも、「過去にこだわるまい」というくだりがあって、「いままでに努力したかどうか、そんなことを他人に認めてもらおうとして、こだわることもあるまい。今、どうなのか、そして、今ダメでも、これからなんとかすればよいのだ。ー中略ー過去を気にするのは、やめよう。まだ、未来はたっぷりある」　あまり過去を悔やまず、反省は少なめに、今から未来に向かって生きる。　　いつも、今日の一日はピカピカ輝いています。いつも温かい御声援有り難うございます。今日は、明るい未来へ向かって、人気blogランキング　1反省は少なめ　どうぞよろしくお願いします。どうぞ、足跡を残していって下さいませ。

  2005.03.17

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