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テーマ:生き方上手(669)
カテゴリ:心のかけ込み寺
私は、以前好評を頂きました日記『つらいときこそ、、、、』の中で、「つらいとき、落ち込んで気持ちが滅入っているときこそ、無理にでも笑顔を作りましょう。そうすれば、きっと気持ちが晴れてきます。」と書きました。
しかし、それはまだまだ「つらい気持ちを晴らすための最強最善の手段」ではないのです。 では、「最強最善の手段」とはいったいどんなものなのでしょうか? 「つらいときこそ、無理にでも笑顔を作ってみる。」 実はそこから更に突っ込んで、「そのつらい状況自体を笑いにしてみる」という、より積極的な方法がありのです。 思い浮かべてみてください。 あなたの周りにもこういったことを日頃から普通にやっている人がいませんか? 実は、関西人にはこれを無意識に実行している人が多いのです。 関西人にとって「笑い」は生活の一部であり、「自分の失敗」などは格好の笑いの「ネタ」になるわけです。 一般的に、関西人は、人に笑ってもらうことに、喜びを感じます。 そして、その笑ってもらった「ネタ」が「自分の失敗談」であれば、その失敗はもはや、「悩んだり、落ち込んだりする材料」ではなく、「笑ってもらえた」という自分の「喜びの材料」になっているのです。 例えば、あなたが大きな失敗を犯し、上司に呼ばれ、立たされた上で、大声で怒鳴られている場面を想像してください。 そのような場合、ほとんどの人は、意識のほぼ100%がその怒られている状況によって占められていると思いますが、関西人の場合は、意識の半分で怒られて、残りの半分で、この怒られている自分の情けない姿をいかに面白おかしく友人に伝えるかを無意識に計算していることが少なくありません。 これが関西人の歴史的に打たれ強くなってきた理由であり、非常にポジティブな人が多く、ある意味「ラテン系」だと称される所以だと思います。 (ちなみに私は根っからの関西人です。) また、日野原重明先生が『続・生きかた上手』の中でこうおっしゃっています。 「上智大学名誉教授のアルフォンス・デーケン神父は、 「ユーモアとは、にもかかわらず笑うこと」 と、その真髄を見事に表現されています。 目の前のよくない状況をあえて微笑みで包み込むことによって、とらわれていた思い込みから解き放たれ、現実をもっとおおらかに見つめる余裕が心に生まれてくるのです。つらい現実を恨まず、あらがわずに、微笑むことによって受入れるという態度こそ、「いま」という一瞬を最も上手に生かし用いることに通じるように思います。」 あなたも、もし、何か失敗したこと、つらいこと、悩んでいることがありましたら、悲壮感をもってそれを人に話そうとするのではなく、それをどのように話せば人が笑ってくれるかを考える訓練をしてみてください。 そして是非、あなたの友人を笑わせてみてください。 それを繰り返すうちに、あなたは少々の失敗や悩みごとで深く落ち込むことはなくなるでしょうし、失敗を恐れて物事に尻込みすることもなくなるはずです。 なぜなら、成功はもちろんあなたを気持ちよくしてくれますし、失敗でさえあなたの「喜びの材料」になるのですから。 現在「語学と心のかけ込み寺」は何位かな?BESTブログランキングのマークをクリックして頂ければ幸甚です。ご協力お願い致します! ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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