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カテゴリ:名画座のはなし
8日から早稲田松竹でフェリーニ特集があるらしい。上映されるのは、初期の傑作「道」と「カビリアの夜」の2本。フェリーニ初心者には最適の作品だと思う。どちらもDVDで発売されているが、やはりスクリーンで観たい作品だ。特に最近の若者は古い作品をあまり観ない傾向があるようなので、せめて早稲田大学に入学できるくらいの偏差値の高い若者くらいは、観ておいてほしいと思う。 実はボクが上京して早稲田松竹で初めて見た映画が「道」。すでにTV放映で観ていたのだが、やはり1度ハスクリーンで観ておきたいと思い、「ぴあ」をチェックした行ったのを覚えている。フェリーニの内にあるカトリシズムがにじみでたような作品で、ジュリエッタ・マシーナの童女のような魅力とフェリーニの演出が見事にかみあって、映画史に残る傑作となっている。一方の「カビリアの夜」は、同じ頃、お茶の水のアテネ・フランスのフェリーニ特集で観た作品の1本だ。TVで「道」を観て、次に観たのが「フェリーニのローマ」と、一気に時代が飛んでしまったボクには、アテネ・フランセの特集はとてもありがたいものだった。「甘い生活」も「8 1/2」も、大学の帰りにアテネ・フランセで観た。あの頃は、観たい映画を情報誌でチェックするのが、本当に楽しかったなあ。 今回の特集上映に行きたいのは山々だが、明日から旅に出るので、ちょっと難しそう。残念。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.06 20:28:04
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