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カテゴリ:CDで音楽
先日、購入した「唄遊びII」に、1曲だけ毛色の変わった歌が入っていた。タイトルは「ボケない小唄」。島唄には教訓歌というのがあるので、その新作かと思っていた。テレビばっかり見ているとボケるとか、スポーツやカラオケをしない人はボケないとか、そういった内容の歌。アルバムのほとんどが書き下ろしとあったので、調べてみたらこの曲だけが神谷幸一のカバーだった。島唄の「赤田首里殿内」の替え歌だ。何故、この曲を入れたのか、不思議だ。
さらに面白いのが、この歌が今や全国の介護ヘルパーさんや老人会などで歌われていると言うこと。しかも、本土では「お座敷小唄」の替え歌に変身する(中には「炭鉱節」のメロディを使っている地域もあるようだ。爆)。いやあ、ますます不思議。この歌が、一般の人間には知らないところで、すっかりスタンダードになっているのだ。おそらく、沖縄の老人たちに歌われ、それを聞いた本土の人が持ち帰り、本土の人間でも歌える「お座敷小唄」のメロディにあてたのだろう。では、「お座敷小唄」をあてた人は誰?(笑)明治時代の流行歌が、街角で歌う演歌師によって広まったりしていたことを考えると、ものすごく原初的な歌の広まり方。インターネットの時代に、こんな歌の広まり方があるのが、なんともおかしい。 いやはや、ホントに不思議だよなあ(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.30 19:46:14
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