2006/10/31(火)19:03
やっと手に入れたコシミハル
石川セリが武満徹の歌を歌ったアルバムを久々に聴いて以来、ずっと聴きたかったコシミハルのベスト「オートポルトレ」をやっと手に入れた。
コシミハルの'90年代までのアルバムは、ほとんど廃盤になっており、どれもプレミアがついている状態。とりあえず、越美晴がコシミハルになってからの全体像を知りたかったので、どうしても、この2枚組のベストが欲しかった。
アマゾンでは取り扱いが終了しており、楽天ブックスではまだ扱っているようだったので注文もしてみたが、やはり廃盤(または市場在庫のみ?)だったようで、新品の入手はできなかった。探し始めた当初は、中古屋をまわってもなく、ネットオークションへの出品もゼロ。もう入手は無理かと思っていた。中古屋で見ると、入手困難なオリジナルアルバムはどれも5000円くらいにはねあがっている。ところが、先月、ついにネットオークションへの出品を発見。お陰で定価より安く手に入れることができた。外箱にすり傷がついているが、音楽がきちんと聴ければ、その程度の傷は気にならない。
細野晴臣の影響が大きいテクノ・ポップな'80年代から、自らのアイデンティティであるおフレンチ・テイストを強めていく'90年代への変化が、2枚のCDで楽しめる。アイドル然とした歌い方から徐々に独自の歌い方に変化していくシンガーとしての成熟が、それに伴っているのもスゴイことだと思う。2冊のブックレットを充実しており、お得な2枚組と言えそうだ。