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fishmael


misanthropy









またいつもの朝がやってくる。


台所で同じリズムで刻まれる音。


近づく大きな足音。

忍び寄るように。

来ないで。

近寄らないで。

触れないで、

お願いだから。


恐怖。

畏怖。


夜が来るたび、

私は、

模索する。

思索する。

この恐怖から、逃げる方法を。


同じリズムで刻む音は、

無関心の象徴。

消えることの無い音。

まるでそれが逃げ道であるかのように。


朝。

そこには逃げ道は無く、

私に黒い塊を植えつける。

心に。

心の奥底に。


私は 

モノであるかのように

イシであるかのように

自分から心の意思を消し去った。

私は、カタマリ。

日々黒くなる塊として。

ほら、

また恐怖の朝が来る。


今はもう日常ではないけれど…。

何も無い朝。

幸せな朝。












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