2005/01/17(月)21:52
賞の価値~ゴールデン・グローブ賞
ゴールデン・グローブ賞が発表になった。
ジョニー・デップは受賞を逃した。
そして作品「ネバーランド」も1部門の受賞も叶わなかった。
残念!
賞を手にしたのは、レオナルド・ディカプリオ。
「タイタニック」で頂点を極めた後、ここまでの道のりは長く険しかったに違いない。
奇しくも、この2人、93年の映画「ギルバート・グレイプ」で共演をしている。
この時も、アカデミー賞にノミネートされたのは、主演のジョニーではなく、レオの方であった。
なるほど、レオの演技は、障害者の役で、健常人が演じているとは信じがたい出来だった。
その脇で(?)、主役のジョニーは、ひたすら自然体で、苦悩するお兄ちゃんを演じた。
彼は、何も主張しない。だから、見る側は、色んな捉え方が出来る。
そして解き放たれたギルバートのはにかんだ笑顔の
素晴らしいラストは一生忘れない。
この作品は、かの淀川長治さんも絶賛していたけれど、
本当に、本当に、本当~~~~~に素晴らしい作品なのだ。
賞が何だ。(←突然やけくそ)
ほとんど何ももらってないジョニーもレオも、
こんなに素晴らしい俳優ではないか。
要は、どれだけ見る人の心に残るか。
どれだけの人が作品を忘れないか。
そっちの方がよっぽど大切だ。
ネットで一生懸命探したGG賞関連の画像の片隅に、一瞬映った小さなジョニーの映像に
「いつも素晴らしい作品をありがとう!」と
遠く日本から叫んだ私でした。