或る日記

2005/01/17(月)21:52

賞の価値~ゴールデン・グローブ賞

映画・TV(64)

ゴールデン・グローブ賞が発表になった。 ジョニー・デップは受賞を逃した。 そして作品「ネバーランド」も1部門の受賞も叶わなかった。 残念! 賞を手にしたのは、レオナルド・ディカプリオ。 「タイタニック」で頂点を極めた後、ここまでの道のりは長く険しかったに違いない。 奇しくも、この2人、93年の映画「ギルバート・グレイプ」で共演をしている。 この時も、アカデミー賞にノミネートされたのは、主演のジョニーではなく、レオの方であった。 なるほど、レオの演技は、障害者の役で、健常人が演じているとは信じがたい出来だった。 その脇で(?)、主役のジョニーは、ひたすら自然体で、苦悩するお兄ちゃんを演じた。 彼は、何も主張しない。だから、見る側は、色んな捉え方が出来る。 そして解き放たれたギルバートのはにかんだ笑顔の 素晴らしいラストは一生忘れない。 この作品は、かの淀川長治さんも絶賛していたけれど、 本当に、本当に、本当~~~~~に素晴らしい作品なのだ。 賞が何だ。(←突然やけくそ) ほとんど何ももらってないジョニーもレオも、 こんなに素晴らしい俳優ではないか。 要は、どれだけ見る人の心に残るか。 どれだけの人が作品を忘れないか。 そっちの方がよっぽど大切だ。 ネットで一生懸命探したGG賞関連の画像の片隅に、一瞬映った小さなジョニーの映像に 「いつも素晴らしい作品をありがとう!」と 遠く日本から叫んだ私でした。

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