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テーマ:赤ちゃんが欲しい!(9165)
カテゴリ:不妊治療
◆「こんな気持ちのまま、体外受精に進んでいいのか、
その子を迎える心の準備をしたいのです。」 といわれる方からのご質問です。 .:*○.:*○.:*○ Q: 考えることを、教えてもらえないでしょうか? .:*○.:*○.:*○ 昨年メールをさせていただきましたHです。 その後、体外受精に進むことになりました。 主人は、何を考えているのか正直わかりません。 のんびりやさんなんです。 それが好きで結婚しました。 私は、何でも努力し、結果を残すタイプで 何事も一生懸命取り組むタイプです。 だから、勉強・スポーツ・仕事。 すべて、うまく行きました。 それは、頑張れば成果の出ることばかり。 でも、結婚、育児はそうは行きません。 努力すればするほど、逃げて行く。 結果が出ない。 妊娠も同じですね。 今日、妊娠を報告してくれた 一緒に二人目を熱望していた友達。 彼女をうらやましく思う気持ちはあります。 さらに、二人目を焦る気持ちもあります。 そして、何よりも自然妊娠している周囲の人たち。 私は、体外受精。 その授かることが出来た子も、 ちゃんと成長するんだろうか。 何か、問題が出たら、 体外受精のせいにしてしまうんじゃないだろうか。 一人目の息子と同様に接することが出来るだろうか。 体外受精の子だからと言って 引け目を感じてしまうことはないか。 あまりにも悲しすぎる、心の悩みです。 自分の愛する子供だから、 どんな形でも大切な子だって わかっているんですが。 妊娠した喜びで、 そんな気持ちは消えてしまい ただ、健康にすくすく育ってくれることだけを 祈れる母になれるかな。 体外受精で生まれた子だと言うことを 公表する必要はあるのか。 公表しないことは、差別じゃないのか。 でも、話して、いろいろ思う人もいる。 実際、私の親友でさえ、なにげない 傷つく言葉を言う人もいるし 本人に悪気はないとわかっていますが、 あれこれ言われるのはいやです。 書いているうちに、自分が体外受精に対して、 差別心を持っていることもわかりましたが。 私の母にだけは、すべてを話せます。 体外受精でも、授かれるなら、 胸はって授かれ!といってくれます。 その強い言葉に押され、 そして、不妊治療の先生と、時の流れにまかせて 体外受精に進むことに決めました。 早く二人目が欲しい!と言う気持ちももちろんです。 ただ、こんな気持ちのまま いくら、夫婦で決めたとはいえ 体外受精に進んでいいのか、 その子を迎える心の準備をしたいのです。 このまま、進んでいいのかも含めて 考えることを、教えてもらえないでしょうか? よろしくお願いします。 .:*○.:*○.:*○ アドバイス:体外受精についての考え方とは… .:*○.:*○.:*○ H様、こんにちは。 お待たせしてしまいましたね。 さて、今回は体外受精をされるとのことで どのように考えたらよいのか… というご質問ですね。 「人生というのは考えることだ…」 「思っていることが自分自身である…」 などという哲学の言葉がありますが、 本当に人生の中での あらゆる出来事を通じて私たちは “考える”ことを学んでいるのだな… H様もまた「体外受精」という題材を通して さまざまな美しい人生の宝物を 得ようとしていらっしゃるのでしょうね…。 ではH様のおっしゃる体外受精について 一緒に考えていくことにしましょうね。 まず、人間の生き死にというのは この世で一番神秘的な領域の出来事… といった気がしますが、いかがでしょう…。 人間のわずかばかりの研究の結果をもっては 決して説明しきれない ことがあまりにも多いようです。 多少スピリチュアルなお話になりますが、 自然妊娠、体外受精について考えるとき、 この生命の誕生…生命が母体に宿ることへの 前提となる価値観の土台をどのように考えているか… といったことがとても大切になると思うのですね。 最近はお母さんのお腹に宿る前に私は(ボクは) こんな風にしていたよ…と 語る子供たちがあまりにも多くいるため、 そうした声を集めた本もわりとたくさん 出版されていますね。 また、子供は親を選んで生まれてくる… といったお話も聞いた事がありますが こうしたさまざまなお話の土台には、 肉体と精神(魂)は別々のもの… といった価値観があります。 つまり、お母さんのお腹の中で 赤ちゃんの肉体が形成され、そこに赤ちゃんの 精神(魂)が宿るということですね。 誠に不思議な気がしますが、 そう考えられるだけのことや現象は 実は世界中にたくさんあるのですね。 仮にそうした価値観を受け入れて 体外受精について考えてみるなら 答えは実に簡単でシンプルになってきますね。 子供というのは親とは別の人格を持つ一人の人間です。 その子供と親子の縁を結び、 産んであげる約束をして、妊娠を招くわけですが そうすると、その受け皿といいますか、 魂の宿る入れ物、つまり肉体ですね。 肉体を作る手段というのは 特にこだわりがなくてもいいように思いませんか? もちろん自然に妊娠することが、 それこそ自然で理想ではありましょうが 現代では、あまりのスピード社会、 ストレス社会となっているという背景がありますので、 身体の状態もまた過酷な負荷を強いられ、 自律神経のバランスやホルモンのサイクルが 乱れてしまいがちとなり、妊娠しづらくなっているのですね。 世の中の便利さの代償の部分ですね。 昔はきっと便利ではなかった分、 もっと暮らしのペースもゆったりとしており、 心もそれに連動したリズムでゆったりと余裕があり、 生殖機能も自然のリズムと合っており、 子沢山ということにつながっていたのでしょうね。 そういう背景を考えるとき、 体外受精という技術が誕生したことは 医学、医療に携わる方々の愛の思いの結果 ともいえるのではないでしょうか…。 「現代社会の中では男女が共に忙しくしているので、 子宝が授かりにくくなっている… そしてそのことが人々の大きな苦しみの ひとつとなっている…」ということに心を痛める方がいたから、 このように体外受精という 技術が編み出されたのではないのかな…という風に思います。 そのようにとらえれば、体外受精も選択肢のひとつとして 無理なく受け入れることができるのではないでしょうか… H様のお母様の素晴らしい言葉… 「体外受精でも、授かれるなら、胸はって授かれ!」 なんという力強さなのでしょう。 私も全く同感です(^-^) ご夫婦の愛が普段から豊かに湧き出していれば、 子作りの手段そのものは特にはこだわらなくても よいのではないか…と思いますよ。 また、自然妊娠の可能性だって大いにあるわけですから、 自由な心で楽しみながらの子作りで あって欲しいと思います。 H様はとても仕事ができる有能な方なのですよね。 「私は、何でも努力し、結果を残すタイプで 何事も一生懸命取り組むタイプです。 だから、勉強・スポーツ・仕事。 すべて、うまく行きました。 」とありますね。 素晴らしいことだと思います。 ただ、時としてその反対のことも 意識して使う必要がある場合もあります。 今、ご家庭においては主婦として、ご主人様の奥様としての お仕事をこなしていらっしゃるわけですが、いかがでしょう、 H様はご家庭のお仕事に、会社の仕事と同じマインドで 臨んでいるといったことはありませんか…? 仕事はどちらかというと知性、理性の領域を 使って進めていきますがこれはどちらかというと 男性論理の思考になりやすいのですね。 長い期間になりますと、そうした思考、 マインドは習慣化していきます。 現代の社会は男性にとっては 非常に厳しいストレス蔓延社会となっています。 家庭が唯一の癒しの場であり、 くつろぎ、安らぎの場なのですね。 その癒しや安らぎの空気を創るものは 奥様の女性的な感性の部分なのです。 家庭においては、奥様に求められる資質は 「有能」ではなくご主人様にとっての「有用」さ、 なのですね。 H様は、ご家庭の中で無意識にご主人様と競っている、 といったことはありませんか…? 「主人は、何を考えているのか正直わかりません。 のんびりやさんなんです。」 とありますね。 きっとH様とは正反対のタイプなのでしょうね。 それが好きで結婚しました…とありますので、 ご主人様のそうしたところが よいところだとわかっていらっしゃるのですよね。 しかし自分とは違うゆえに、 時々理解に苦しむ…ということがあるのですよね。 人間の身体のサイクルリズムは、 一日のうちの緊張とリラックスのバランスで 成り立っています。 身体のサイクルリズムを順調に回しているのは 自律神経の交感神経と副交感神経のバランスです。 それぞれ緊張とリラックスの状態を司っています。 日中は頭や身体を使い能動的に働きますが、 このときは身体も心も緊張状態におかれています。 交感神経が活発に働いています。 そして一日の終わりには五感の緊張をすべて緩め、 頭も身体も心も休ませ、ゆったりと 受動的な状態にしてあげることにより、 副交感神経が活発に働くのです。 この二つのバランスによって 身体の健康が長く保たれていくわけです。 心もまた同じことが言えるのですね。 ご主人様ののんびりやさんのところなどは、 きっとH様にとっては心をまん丸く バランスよく育てるための、とてもよいお手本と なって下さっているのではないか… と思うのですがいかがでしょう。 結果が出ないことについても 楽しめる心の余裕といったものを身につけたとき きっと生殖機能の働きもとても活性化すると思いますよ。 いろいろな努力の目的が成果を出すことのみと なってしまいますとがんじがらめで苦しいかな… という気がします。 するべき努力はするのだけれど、 結果はお任せでいい… そのプロセスを楽しみ、 その途中で得られる気づきや智慧を大切にしていこう… というように、少しだけ 心を緩めてみられるといいのかな…と思いますよ。 時には新幹線ではなく、各駅停車の電車に乗り込み、 車窓からの風景を存分に楽しむ心の余裕… 効率のみを追いかけていてはなかなか得ることのできない、 人生の潤い…みたいなものを味わってみるのも よいかと思うのですがいかがでしょう。 H様の求めておられる答えになっているかどうかは わからないのですがきっとフッと歩みを緩めたときに 自然に子宝が授かるような気がしてなりません…(^-^) H様ご夫妻にかわいい子宝が授かりますよう 心よりお祈りいたしております。 なにかありましたらいつでもメールをくださいね。 それではまた…♪ ≪お知らせ≫ 子宝相談室はリニューアルのため 現在お休み中です。 ↓↓↓↓↓↓↓ オープンは4月の予定です♪ ◆詳しくはこちら .:*○.:*○.:*○ 身体を温めて妊娠を招こう! ↓↓↓↓↓↓↓ 山茱臾(サンシュユ)真液 .:*○.:*○.:*○ エクセレント子宝ひろば お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月05日 17時37分10秒
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