テーマ:最近観た映画。(40126)
カテゴリ:Cinema
ロングランも決まったらしい「男たちの大和」
それも知らずに「今日で終わり」等と思い込み 慌てて劇場へ。 率直な感想は、良い映画だったな~。 最近 映画鑑賞にどっぷりと浸かり気味ですが、一番良かったな。 まぁ、我が故郷という事もあって、特別意識も多少混じってますけど。 本編は、まぁ 歴史に忠実に作られてるのでstoryは誰でも解ると思うんですが。 昨年4月、広島県呉市にオープンした大和ミュージアム館内で幾多の資料に見入っている内田真貴子のシーンから物語は始まります。 現代を生きる、内田真貴子(鈴木京香)と戦艦大和の乗組員で生き残りの神尾克己(仲代達矢)、そして戦時中の話を何度か交錯しながら物語は進んでいきます。 個人的に この映画は凄くバランスの取れた作品だと思う。 現に戦争映画等というのは、今までに何本も上映されてる。 全部 見たわけじゃないけど、正直 頂けないな~って思うのもありました。 戦闘シーンだけがクローズアップされたり なかなか こういうテーマって難しいと思いますが。 「男たちの大和」も、確かに戦闘シーンは凄いです。 しかし、それだけではないものが沢山あります。 色んな、貴重な映像や資料を生かして作られた感が伝わった。 戦闘シーンだけでなく、一人 一人の背景や心境が良い感じに描かれてます。 しかし、個人的にはまだ満足してないですけど。 現実は、もっとドロドロしていたに違いないと思うし。 映画やドラマって、やはり綺麗に仕上げてるイメージがあったので、正直 この映画を見る前も躊躇したんですけどね。 しかし、この映画は そういう意味では大変満足。 改めて戦争の悲惨さを感じた。 太平洋戦争に関しては、とても ここで書ききれるものではないので触れませんが、この映画に沿った事を言うと、最後の戦闘となる沖縄に、負ける(死ぬ)と解ってて向かわなければならない事実。 大和に限らず特攻隊や人間魚雷なども同じ事ですけど。 まだ、15,6歳の若い少年も多数居るわけですよ。 妻子を残して大和に乗った人、家族、兄弟、など等 大切なものを残して戦場へ向かうって・・・・・。 苦しみや悔しさ、憎しみ、悲しさ、切なさ、もぅ・・・・・・・・言葉がでない。 本編終盤に、主人公の一人 神尾が、戦死した仲間:西の母に言われた「あんただけ生きて帰ってきたんか!」 この一言にも、当時の厳しい時代が伺えて・・・。 両者の気持ちを思うと もぅ涙ですよ。 最後のエンドロールの所では、沈没した大和の映像も映し出されてるし。 (これは、大和ミュージアムでも詳しい映像見れますが) 大和が誕生した頃の世の中は、艦隊ではなく空軍が主力となっていた。 世界最強で最新鋭の大和もあっけなく沈み。 ”とき既に遅し”状態ですよ。 そして、広島 長崎に原爆が落とされ降伏⇒終戦。 近年 よく思う事は、やはり先代に敬意を払わないと。って思う。 今、贅沢な暮らしをしていられるのも先代あっての事。 ここで 一つ言いたい事が。 俺が学生時代に習った終戦記念日、そして今でも終戦記念日といわれてる8月15日に毎年 追悼されている。 が、実際のところ、正確な終戦記念日って9月2日である。 世界史でも太平洋戦争の終戦記念日は9月2日と記されている。 8月15日は、終戦した日ではなく降伏した日。 約2週間後に、東京湾でマッカーサが調印した9月2日が終戦記念日。 これも、意外と知られてなかったりする。 日本の教育、報道っていったい・・・・・・。 そんなので、靖国問題や戦没した方がどうの・・・って報道している事に腹が立つ。 ある意味、日本国民に対しての裏切り?って感じる。 現実には、まだまだ公表されていない事も多々あるわけで、そういった事は書籍などで個々が学ぶしかない現状。 どうなのそれって? 終戦後も、各諸島に残されて亡命した日本人も数千名いる。 これも公表されてない。 日本っていったい・・・・・・。 こういう話題になると尽きないし、それぞれの思想 思考の違いも出てくるので この辺で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.12 01:35:26
[Cinema] カテゴリの最新記事
|
|