EYASUKOの草取り日記

2007/05/26(土)20:20

石峰寺の災難

京都(32)

京都深草の 石峰寺(せきほうじ) は奇想の画家伊藤若冲が晩年を過ごした寺であり若冲が指揮して設置した石造りの五百羅漢がなんとも和みの表情を浮かべてそこここに鎮座ましましている。☆ところが、なんということか!その五百羅漢をなぎ倒して破壊してしまった輩が居るのだ。この五百羅漢の像は、若冲が作った当時は1000体以上もあったそうであるがその後自然劣化で400体ほどに減少してしまっているという貴重な文化遺産である。なにより、五百羅漢は、その中に必ず見知った顔があるというその見知った顔が見る中、それを傷つけるという行為を平気でやるという、その精神が、浅ましくも悲しい。今の世相がいみじくも写しだされたかのような事件である。

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