EYASUKOの草取り日記

2010/06/01(火)08:51

5月の終わりに

音楽(59)

早いもので、もう5月も終わり家で貯水していた湧き水がなくなってしまったのでお水取りに陣馬の滝に行ってきました。鎌倉時代、源頼朝が行なった富士の巻き狩りでこの滝の周辺に陣取りをしたため、この名がついたという陣馬の滝昨年お水取りに行ったときには3台ほどの駐車スペースしかなかったものが道路を隔てた山林を開発して20台ほどの駐車スペースができていて行きやすくなりました。滝も、とうとうと水が流れ、新緑の緑の中、思わぬ森林浴にもなりました。お水は滝つぼの手前に管で取水できるようになっていて20Lのポリタンクにあっという間に溜まってしまう水量でポリタン4個にたっぷりお水をいただいて帰りました。山の神様に感謝申し上げます。☆  ☆  ☆この日は、夜、富士市のロゼシアターで(ヘンな名前ですよね。テアトル・ロゼというべきよね、といつも思ってしまいます。)フィリップ・アントルモンという方のピアノ・リサイタル友人の「うさぎ大好き」さんとでかけました。1934年生まれというから、ハイドシェックより2歳年上コンサートデヴューは16歳のときとのことで今回のリサイタルはデヴュー60周年記念という大御所ではありませんか!リサイタルはいきなりベートーヴェンの「熱情」ソナタで始まりました。ひえ~、こんな重いもの、のっけから弾くかなぁ!てのが正直な感想で、案の定、ちょっと雑な出来に思えました。もっとも、比較しているのが「鬼神のような」と言われた頃のハイドシェックの宇和島シリーズでの演奏なので、比較する方が無理というもの。以下ドビュッシー DEBUSSY(1862~1918) 月の光(「ベルガマスク組曲」より、第3曲) トッカータ「ピアノのために」より、第3曲) ラヴェル RAVEL(1875~1937) 亡き王女のためのパヴァーヌ 道化師の朝の歌(「鏡」より、第4曲) ~第2部「ショパン生誕200年によせて」~ ショパン CHOPIN(1810~1849) バラード 第1番 ト短調 作品23 幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66 華麗なる大円舞曲 変ホ長調 作品18(ワルツ第1番) ノクターン 第8番 変ニ長調 作品27-2 スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31と、プログラムは進みこちらは中々の出来すばらしい指力でひとりオーケストラのようなエネルギッシュでとても76歳とは思えない、まさに「ピアニストという蛮族」というにふさわしい演奏おまけにアンコールで弾いてくださったのがショパンの「華麗なる円舞曲」と「エチュード『革命』」これ、本チャンのプログラムに入れても良いよねぇ。わたし的には本日一番の出来に思える、など不埒なことを思っていました。大サーヴィスのアンコールでした。アントルモンさんの日程を見ると5月24日月19:00福島市音楽堂MIN-ON福島024(593)46215月25日火19:00東京文化会館 大ホールMIN-ONインフォメーションセンター03(3226)99995月28日金19:00兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールMIN-ON関西06(6762)61305月30日日14:00京都コンサートホール 大ホール5月31日月19:00富士市文化会館・ロゼシアター大ホールMIN-ON推進2部03(5362)34556月1日火19:00札幌コンサートホール Kitara大ホールMIN-ON札幌011(642)56016月3日木19:00神戸国際会館 こくさいホールMIN-ON関西06(6762)61306月4日金19:00愛知県芸術劇場 コンサートホールMIN-ON中部052(261このような過密スケジュールお疲れも見せないエネルギッシュなステージでしたがご無事で日程を終えられるようお祈りいたします。それにつけても、やはり生の演奏は良いですね。ハイドシェックが早く来日しないかなぁ、と予定がアップしない寂しさを味わっています。  

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