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EYASUKOの草取り日記

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2012.03.17
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カテゴリ:カテゴリ未分類

しげやんさんから、松井画伯の傾向について同性としてどう思うか、との

お問いかけがあり、一部わたしの感想とも重なるので

以下に記したい

実は、ぼうっと展覧会の会場を一覧

絵そのものや絵の解説や9つに分かれた会場コメントなど一巡し

あぁ、これは、彼女のテーマはメタモルフォーゼなんだな、と思い至り

逆の順路をたどり、彼女の処女作「世界中の子と友達になれる」に戻り

藤の背景となっているかと思った下方の黒く変質している部分が

スズメバチが逆向きに連なっているのだとわかり

ひえぇぇ---!うへぇ!と感じたしだい

それを、原点と捕らえたら、すべての絵に納得がいった経緯を

長々と述べたのが前の2回分

ワタシが、この絵たちを好きかと問われたら、ちょっと躊躇してしまう。

たしかに、女性の置かれている劣位さや

暴力行為や陵辱などに苦しむのも圧倒的に女性が多いのも確かだ。

しかし、その傷や恐怖を跳ね除けるのに、ここまでの自傷行為が必要なのだろうか?

ひとが生きていくという行為は、ここまでの暗さが必要なのだろうか、と思ってしまう。

わたしとしては、やっぱり、遠藤彰子さんの過剰・豊穣な世界が好き。

それは、わたしが「陽の変容」ともいうべき受胎・出産を経験しているからだろうか。

異なる生命を内包しているという不思議な感覚

日ごとに自分の体内で、受精卵-胎児-赤子と変容を遂げていく存在

そして、出産後は、まったく別の人格として歩み始める存在

それは、人という種の連綿と続くDNAの連鎖の歴史でもある

そこにおいて、人は始めて世界とつながりあうことが出来るのではないのか?

それはまた、「種」ということで、異属である男性とのつながりをも意味する

そんな世界をわたしは生きている。

松井画伯は、自分の知っているもの(女性と生き物)のみを描くといっているが

まだお若いのだから

そんなに考えを限定することもないのに、と思ってしまう。

会場当初に、ボルゾイと思しき白い大型犬の絵があり

竹内栖鳳を思わせる筆致に驚いた

素晴らしい画力を持つこの画家が

「陰の変容」である「死」や「冥界」のイメージから「陽の変容」である

俗世の生に気づいたときを見てみたいと思う。

☆  ☆  ☆

しげやんさん、こんなんで、わたしの見解になったでしょうか?

何はともあれ、久しぶりに知的興奮を覚えた展覧会でした。






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Last updated  2012.03.17 11:16:15
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