EYASUKOの草取り日記

2013/11/25(月)10:25

ハイドシェックがやってきた。

11月23日(祭)、いよいよエリック・ハイドシェック日本ツアー2013の始まりです。こけら落としはマエストロにとっても初めての舞台八ヶ岳音楽堂でした。夕方17時の開演とのコトで、16時のロッジからの送迎バスででかけたところ早くもホワイエではお飲み物と簡単なサンドイッチの提供がありおひとりさま1杯限定のシャルル・エドシックのお振る舞いもありました。今年還暦を迎えた妹のお祝いをかねてかねてから妹が行きたかったという八ヶ岳高原ロッジ主催のコンサート武満徹氏やリヒテルの助言を受けて作られたこのコンサートホール140席のホールは満員の盛況でした。わたしたちが席に着いたときはまだ、残照のなかに周りの雑木林がシルエットを映すすてきな雰囲気の中での始まりでしたがいざ、コンサートが始まってみるとなんと、舞台以外は証明を落とした。真っ暗な中でただ、マエストロだけがスポットを浴びた状態で演奏が始まりこれがこの音楽堂のスタイルなのかなぁ、とちょっと奇異に感じていました。確かに、音楽堂の天辺は吹き抜けになって空が見えるようになっており星空の下のコンサートというイメージの演出なのかなぁ、と思ったりもしたのですがハイドシェックも、ちょっと神経質に成っていたようで前半小曲ばかりのプログラム構成のなか2~3曲弾いて舞台の袖に引き込み、また登場して2~3曲弾くということを繰り返しミスタッチ、弾きなおしが何度かあり’I'm Sorry’と、ノリがイマイチだったように思います。でも、さすがに、あの天の音のような高音は健在でこれから尻上りに調子を上げていくでしょうから29日の東京公演はきっと期待できるものになるのではないかな、と残念ながらわたしは今回のコンサートで今年は打ち止めですが東京公演に期待しています。今年77歳を迎えたハイドシェック冬に向かう季節での公演は、お疲れがあるのではないか夏のさわやかな季節にあの八ヶ岳の清涼な空気の中を散歩していただきたかったなそうすればもう少しリラックスした演奏になったのではないか、とちょっと残念でした。

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