読むジグソーパズル
スピード感とドキドキ感がたまらない、新型ネオ・サイコスリラー!ドイツで驚異的ベストセラーに!! 映画化決定!!!* * * * * * *・・・数週間前、Amazon, 本のストアで見かけたそんな宣伝文句に誘われて読んでみました 「治療島/セバスチャン・フィツェック」。主人公の行動に伏線を敷く序盤の展開は絶妙で、思わせぶり。どの部分が物語のトリックで、どうやってクライマックスに繋がるのか?ということを考えながら読み進めるのは、ジグソーパズル のピースを外側からジワジワと組み立てる時の感覚に似てるように思います。普通なら、途中で解りそうなラストの展開は、半分まで読み進めてもまだ見えてこなくて、もっと何かあるんじゃないかと思わせる期待感と共にラストまで一気読みしました。読み手をラストまで導くストーリ展開は巧みで、とても処女作とは思えませんでした。 映画でみるのもいいかもネ。治療島著者:セバスチャン・フィツェック 翻訳:赤根 洋子 * * * * ** * * * *