跡地

2006/03/23(木)09:25

善悪

遊戯王(34)

遊戯王の凄い所は善悪がはっきりしていない所だと思うんですよ。 う~ん…善悪がはっきりしていないというか、これが悪で、これが正義だ!!って言うのがそんなに無いと思うんです。 例えば、王国編で遊戯と社長がペガサスへの挑戦権をかけてデュエルした時、社長は割りと卑怯な手を使って勝ちました。 遊戯側から見れば、社長は卑怯だと思うんですが、社長側から見ると、社長はどんな手を使おうとも、モクバを助けに行きたかったんですよね。 遊戯もおじいさんの事とか背負っていて、勝たなければならなかったんですけど、社長も社長なりに必死だったんです。 やっぱり大切な人なら自分で助けたいと思うし、あそこで負けていたら社長は自分でモクバを助けに行けなかった。 遊戯王はそういう社長側の事もちゃんと描いている。 勝負に勝った後の社長の言葉も、別にそう非難するような言葉ではないと思うんですよ。 どんな形にせよ、勝ちは勝ち、負けは負けですから。 とにかく、こういう場面でどちらの方が悪いとか、判断しかねると思うんですよ。 この場合は、モクバを拉致って遊戯のおじいさんをビデオカメラに閉じ込めたペガサスが悪いんですけど、そのペガサスにもそれなりの理由があったしね。 あとは、エジプト編です。 一見すると、平和だった国を崩壊させようとしたバクラが悪で、それを阻止しようとしたアテムが正義っぽく思いますが、そうとも限らないんですよね。 バクラがああいった行動に出たのはそもそも千年アイテムを作ったからですよね。バクラも正義とは何かとアテム達に問いかけていますしね。 どっちも可哀想な境遇です。 あと、ちょっと話はそれるけど、GX。 GXイルカ星人が「正義の闇の光」と言っていたんですよ。(確か…) 正義の闇。普通なら光ですよね。 あと、「闇の光」って何?と思うんですけど、まあ、そういう矛盾もまた遊戯王の魅力ですかね。

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