2005/07/11(月)13:54
常に、学ぼう精神を!
先日の授業で
Dさん「気持ちが悪い と 気分が悪い は同じですか。」
説明を求められた時、特に初級クラスの場合、私は身振り手振りや下手な絵
などを使ってできるだけたくさんの例文・状況を提示することにしている。
わかりやすく説明しようとしても、下手をすると説明言葉の説明、
さらにその説明、さらにまた、なんてことになりかねないからだ。
最後には元々何を説明しようとしていたのか、自分でもわからなくなってしまう
というのは、よくある落とし穴だ。
で、★風邪を引きました。熱があります。頭も痛いです。気分が悪いです。
★夜、お酒をたくさん飲みました。朝、気分が悪いです。
★(蛇の絵を描いて)気持ちが悪いです。
★運動しました。汗をいっぱいかきました。気持ちが悪いです。
などを臨場感たっぷりのジェスチャーつきで挙げていった。
理解できたかな~? 今度は彼らに例文・状況を考えさせる。
うん、そうそう、わかったね♪ そこへ、いつもヒーローになりたい
Rくん「"気持ち"は心で"気分"は身体です。」と発言。
「ほほぅ!」思わず拍手!簡潔で見事な説明です。
教えるって、決して一方的なものでなく、逆に教えられることが
結構ある。学生と一緒に考えていく中で、時に意外なものが出てきたりして、
面白い。
実際には、"気分が悪い"も"気持ちが悪い"もはっきりとした境界はないんです。
お酒を飲んだら(弱い人は)気分が悪くなるし、気持ちが悪くもなります。
蛇を見て、気分が悪いとも言えるし、気持ちが悪いとも言えますよね?
転じて、"気分/気持ちがいい"となると、殆どの場合どちらもOK。
だとしても、"心と身体"は、初級者にはわかりやすくて素晴らしい!
次から使わせてもらおうっとヽ(^。^)ノ