2006/07/02(日)02:30
観てよかった~;_;
『歓びを歌にのせて』・・・
口に出すのが気恥ずかしくなるようなタイトルだ。
スウェーデン映画なので、原題を見てもさっぱりわからないが、
英語のタイトルは『AS IT IS IN HEAVEN』となっている。
・・・それは天国にあるから・・・
映画を観た今、その意味がわかる。
世界的に有名な指揮者のダニエルは、過密すぎる演奏活動に
心身ともに疲れ果て、ボロボロになって、子供の頃に過ごした
スウェーデンの小さな村に帰り、1人暮らしを始める。
村にはごく少人数の聖歌隊があり、頼まれて歌唱指導をすることに。
もちろん聖歌隊はメキメキ上達していくのだが、
感動はもっと他の部分にある。
ダニエルが要求するのは歌の上手さとか声の美しさよりも
まず、心を1つにすること。
時に乱暴にときに優しくメンバー一人一人の心を開いていく。
小さな村でお互いによく知り合っていると思い込んでいた
メンバーたちも互いのことを何も知らなかったことに気付いていく。
そして最後は心をひとつにして・・・
感動と少し哀しい結末が待っている。
とびきりのハンサムも目を瞠る美女も出てこないけれど、
ストーリーが進むにしたがって、登場人物1人1人が
とても魅力的になっていった。
ラストの彼らの顔の輝きが素晴らしかった。
一緒に観たHさんも私も涙ボロボロでした。
お薦めです!!