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2006.11.29
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カテゴリ:GSX-R600 K7 2007
納車からある程度月日も経過して、アクセルを多めに開けて走る事にも慣れたので、ちょっとツーリングへ出張ってみた。ツーリングといっても高速で温泉に行って帰ってきただけではあるが(笑)。

ただし、思いつきで時間的な余裕もないし、ルートも未検討だったので近くのICからいきなり高速へ上がる。
料金所(高速入り口に鎮座している)からの合流加速にもう”ためらい”と”違和感”はない。6000回転を目安としてアクセル開度も半分ぐらいまで捻ってみる。かなり急な登り坂の合流車線だが、

”ぎょーん”

という音とともに

”びゅーーーっ!”

と伸びやかに加速する。

「おおっ! ここまで開ければ結構速いじゃない」と思った。

→K1のように「ドッカーン!」と弾ける加速とはかなり違うが...。

”ぎょーん、ポン、ぎょーん、ポン”

と次々にシフトアップしていけば、4速の時点で合流速度圏内である。そのまま6速までポンポンとシフトアップすると簡単に120kmオーバーである。
合流するために、ブレーキを掛け減速しながら車線変更し流れに乗る。

巡航走行(一定速度走行)に移り、自分自身も若干頭の位置を下げぎみに姿勢をとると、意外な事に一般道での騒々しさが

ウソのように収まる。

自分は普段ジェットヘルをかぶっているので、速度が上がると風切り音が相当増える事になる。当然、前所有車(K1)では相当風切り音がした。

ところが、風切り音が増えて「排気音が消えている」訳ではないようである。というのも、

カウルの整流効果が非常に優れていて

ヘルメット前面への風当たりがかなり柔らかいのである。

推測するに、60km程度までは足元直後にあるマフラーから直接上がってくる音が、速度上昇に伴って後方に移動するのではないか。

いやいや、音が移動するって音速で走っている訳ではないのだから(苦笑)、速度上昇に伴って空気の流れと流量が増えるので音が上方(ライダー)に伝わりにくくなるのかもしれない...。(稚拙な説明だなぁ)

ここら辺の理論はさっぱりわからないので、打ち切り。

とにかく結論として、

ウルサくないのである。

寧ろ快適と言っても過言ではない。
(疲労による休憩よりも給油タイミングの方が先に来てしまうほど)

乗り心地は、ファーストインプレでも書いたとおりである。直進安定性もすこぶる良い。

SSとしては相当ツーリング向きなバイクである。

ここで、快適がゆえの欠点もあえて書いておこうと思う。それは、

”速度感がかなり無い”

こと。

例えば、ペースの良い車(ベンツ、BMW等)を見つけてくっついていくと、気がつけば

「 ~8,000回転(”ぬうわ”)」

を通り越すほど回ってしまう。その時の感覚は、エンジン音も車体も風圧も

80km+α程度でのんびり

と走っている状態と同じ感覚であり、

リッタークラスのようにエンジンの大きなトルクで車体が前に「ゆるゆる」と押し出されて

”速度出しています”

というのではなく

まるで「傾斜の緩い長い下り坂をくだっているうち」に知らぬ間に

”速度がでちゃいました”

というノリである。これは初心者やヤンチャ系な人には危険かもしれない特性...
ぼーっとして、あるいは、400cc気分で気持ち良くアクセルを捻ってしまい
気がつけば制御不能な速度だった!!の可能性が十分ある。





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Last updated  2006.11.29 23:20:00
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