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南カリフォルニアの青い空

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2019.11.26
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昨日のNHKドキュメンタリーのブログを読んだ日本の友達の書き込みが介護者、又は未来に介護者になるかもしれない人に良いヒントになりそうなので、彼女に許可をえてシェアーすることにした。

2002年くらいに日本語のチャットルームというのを発見して以来、日本に17年も帰ってなかった私は日本語を忘れないようにチャットを暫く続けていた。その時に巡り合った人々に実際日本であったり、あちらから来たりもしてるので結構沢山の友達がいる。下のコメントはその中の一人からである。

【その節は良きアドバイスをありがとう💓介護中は必死ですから、実態が見えてない場合がありますね。私は家からでられなかったから、パソコンを始めてその頃知り合った今でも友人の皆さんに良きアドバイスを頂けたのが、プラスになりました。当時は自分が何とかしなければの意識が高過ぎて、姉に預ける事は考えられずにおりました。
今はsns で事件の起こる事も有りますが、使い方次第です。私にはありがたい存在でした。】

はなさん(仮名)はご主人と仲睦まじく暮らしていた。長女でなくても子供がいないというだけで年老いた母親を引取る事になり、良く話のわかるご主人と実母の面倒を最後までみた。経済的に安定してると言っても、我ままな母親の世話は結構フラストがたまることがあって、良くチャットにも出て来た。どこに行くにも一緒に連れ出さないと機嫌が悪いし、食べもの好き嫌いも激しかったりで、はなさんはなかなか友達に会いにもいけない。というので、

「お姉さんがいるのでしょう?時々数時間でもお守りしてもらったら」と何度いったことか。その度にはなさんはきまって、
「お姉さんは、あなたは子供がいないで沢山時間があるのだから。私は忙しくてそんな時間ないっていうのよ」と答えた。
でも、ご主人が時々面倒みてくれるのでたまには出られたようである。
「夫婦で旅だってしたいのに、それも出来ない。クルーズでヨーロッパ行きたいのよね」いつまでも似たような会話になるので、私はついに言った。

「行きたかったら行けばいい。経済的にこまってないのならシニア・ケアーに預けてでも行けばいい。お姉さんを無理やりに説き伏せても行ったらいい」と。私は、それは決して我がままだとも、ひどい事だとも思わない。かえて、リフレッシュ後は介護にもプラスになる筈である。
 結果:お姉さんに預けて夫婦でヨーロッパに行ったのがはなさん達にも命のリニューアルになったのだった。

 私自身、義両親二人の介護で大変な7年間をすごしたが、昼間はケアーギバーがいたので大学にも通っていたし、自分の人生も大事であると思ったからヨーロッパにいったり、日本にいったりした。家族の介護をしてる人が一番心配なのは、旅行中に亡くなってしまうかもしれないという懸念であろう。でも、人間の死はいつ来るかわからない。ちょっと出かけてる間かもしれないし、自分達が寝ている間かもしれないのだ。それよりなにより、私は人間の意思の強さを信じているので、「帰ってくるまで生きててね」というだけでも、生きているものだと思う。

 私の場合、義母は亡くなり義父も死が近づいていたころ、日本の実母も生死をさまよっていたのですっ飛んで行ったことがある。義父に「日本に行ってくるけど死んじゃ駄目よ。まっててよ」と念を押し、義父はもう動けなくなって寝たきりだったが「大丈夫だよ、まってるから」と言ってくれ、私が戻って4日後に亡くなった。本当に待っててくれたのだ。帰宅した日から義父は食べなくなった。私は義父が亡くなるまで三日間そばで手を握って、日本の話とか笑い話、思い出話をし続けた。

 ここに書いた例は、経済的に恵まれたケースだが、そうでなくても、介護人は可能な限り毎日1時間でも30分でも外の人とあうなり、チャットでもいいから社会との絆を切らないことが大事だとおもう。愚痴を聞いてくれる人がいるのは、可なり気が楽になるはずである。あいに来てくれる人がいればなおいい。それには若い頃から人の輪を広げておく事が大事である。もし友達ができなくても、お寺にいってお坊さんに相談するなり、教会で神父さんと話すなり、近所の人、ソーシャルワーカーの電話番号くらいは持っていてこまったときに相談するといい。

 はなさんが書いてるように、介護中は必死だから自分の置かれた状態が分からないかもしれない。だからこそ、日に30分でもチャットしたらいいと思う。あった事のない人でも、一生会うこともないであろう人でも、「うん、うん」と話をきいてくれるだけでも気が晴れると思う。介護人チャットルームなどがあるかもしれない。なかったら作ればいい。そして、患者が亡くなった後の事もきちんと計画しておくと社会復帰も早いと私は思う。





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最終更新日  2019.11.26 14:27:43
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