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南カリフォルニアの青い空

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2022.05.24
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「このトレインはAVE(Alta Velocidad Espanola)といって、ヨーロッパ一の快速で、時速310キロまで出ますよ。そして、現在のスピードが常にあそこに掲示されます。食堂車もありますけど、高いし種類も少ないから皆さんに自分のランチを用意するようにいったのです…トイレは・・・」と、添乗員のハビエルがドアの前に立ってグループに自慢げに説明している間も、ドアが開いて人が通り過ぎる。我々、アメリカ人のグループは「オ~」とか「すご~い」とか「あ、この座席一回転するんですね」とか驚いていたが、トイレは臭いし座席は壊れてるのもあるし、結構レールの音はうるさいしグレッグや私のように日本の新幹線をしっている者には、貧弱に見えた。

 バルセロナからマドリッドまでの3時間、右も左もオリーブ・オーチャードと、葡萄畑ばかり。スペインのトップの産業がオリーブ油とワインだというのも頷ける。後に個人経営のオリーブ工場にもたちよるし、ワイナリーにも行くのだが、兎に角このツアーは昼間からよくワインを飲む。我々とロレーンの飲まない3人は、いつも酔いがまわって段々騒がしくなるグループの中で、ヒソヒソと話すのだが、お弁当の時間になって通路の反対側のカップルを見ると、二人で普通サイズのワインを一本開けて、全部のんだ。それから、一時間後にはマドリッドで歩くのだが、二人共全く酔っ払った様子がなかったので、驚いた。その後も、夕食になると二人で二、三本は飲むので、グレッグが「彼等は、アル中寸前だよ」と耳打ちしたくらいである。彼は、自分がそうだったからよくわかるらしい。

マドリッドの駅に着くと、チャーターのバスが待っていて「今日から最後のセビリアまで、このホゼの世話になります」と運転手を紹介され、エアコンもWiFiも携帯のチャージャーもついたのり心地よいシートに座り市内見物をする。私は、ヨーロッパの国々を沢山見てるので先ず気付いたのは、マドリッドの町並みの建物が皆、まるでオリジナルに揃って残っているようできれいで、びっくりした。「ロンドン、パリなんか、立て直したり、スモッグで汚れてきたなかったり、クロアチアやミュンヘンなど最近の建物とまじっているけど、ここは時代錯誤しそうにきれいねえ」とグレッグに言うと、「独裁者のフランコが、ヒットラーと仲良かったからね、破壊をまぬかれたんだよ」と言ったので納得。

 「バスの運転手と、今後の打合せをする30分自由行動をしてください」とハビエルに言われて、大きな公園と噴水のある広場で解散。グレッグと私は、とても暑い日だったので、小さな出店で飲み物を買って、芝生に座って休んだ。今まで、飛行機、特急、バス、地下鉄、徒歩ばかりだったので、土の上に座ると、なんとなくほっとした。

 我々のホテルは、ダウンタウンの忙しい場所だったから便利ではあったが、工事中でうるさい事この上なかった。荷物を置くやいなや、国立美術館のプラドに行くという。「冗談だろ?僕はいかないよ。この国で一番大きな美術館だろ?もう、5時だよ。しかも歩いて行くんだろ?で、夜食が9時だろう?」とグレッグは、シャワーを浴びて昼寝するという。

 こういう時、私は自己中心の彼が羨ましい。グループのスケジュールに従わないことが何度かあって、「だんなさんは?」と聞かれる度に気まずい思いをしたが、後になって考えると、彼の言ってる事が正しいと思う。朝8時にバルセロナを出発して、マドリッドに着いたとたんに1時間以上あるいて美術館に行くわけで、こういうのが、グループ旅行の短所だと思う。
 しかも、終わるまで気づかなかったが、ローカルのガイドは、我々がくたびれてるのは知らないわけで、美術館に行くまでの道のりを、あちこちに曲がって、建物の歴史的説明をするし、美術館に入ったら、彼女の好きな絵の前ばかりにいって、しかも絵の描き方とか、絵のどこが大事かとか、もう大学の美術のクラスの教授並みであったので、グループの皆も、「またかぁ~!」という顔で、いい加減くたびれていたので、グレッグがいたら、とっくに「出よう!」と手を引っ張って、出ただろうと思い、来なくて良かったと思った。

 このプラドは、パリのルーブル級のサイズで、ゴヤ、べラスクエズ、エル・グレコの作品が何千とあるわけで、結局はこのガイドに引率されて、15点くらいしかみてなかったので、翌日、自由行動の時に二人でゆっくり見に行ったのだった。



 バスの窓が青いので、全部青く写ってしまいました。



 Plaza Mayor 市長のプラザといって、ベニスの三マルコス広場と同じように皆が集まってかいものしたり、食事をしたり、市の行事などをやる場所で、市長が住んでいる処。

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 ダウンタウンの一部



 プラド美術館は、写真禁止なので外だけ。ゴヤの銅像



夜食に行く途中で、であった町のボランティア―のご婦人たちが愛とか、おめでとうとか、愛嬌をふりまいて、みなに、微笑みかけて居て、「一緒に写真とりましょう」といってくれた。



ヨーロッパは、庭の無い人がおおいらしく、春になると、一斉に窓辺に花を飾る。



 一般市民が住んでいるアパート。



ギフトショップの赤に引き寄せられたけど、何も買わなかった。



私は、ゲートとか、ドアが好きなので、どこに行っても色んなドアと、門の写真を撮る。



 昔懐かしい、青、白、赤の床屋マーク。(余談ですが、これは、その昔、床屋はちょっとした外科医も兼ねていたそうで、この青赤は、血管を表すことだとききました)





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最終更新日  2022.05.24 05:24:35
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