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ミゲール・サルバンテスは17世紀のスペインの劇作家で、ドン・キホーテ、シリーズは何か国語にも訳されて世界の多くの人達をたのしませてくれた・・・というか、未だに進行形で、楽しませてくれている。 お恥ずかしながら、私はその本を全部読んだことがないが、ドン・キホーテは架空の人物であり、物語の中では下級の貴族で、サンチョ・パンサという家来をつれて馬にのって旅をするという設定になってるのは知っている。その中に風車と戦うエピソードも出て来るが、今日はその舞台となったラ・マンチャ地方の風の強い丘の上に行ってきた。どの風車も回らないように、全部針金でとめてあったのは、きっとけが人を出さないためだと思う 。 その丘の上で、また酒盛りのランチ。今回は、グレッグやロレーン用にコカ・コーラも用意してあったが、物凄い風でナプキンも紙コップもとばされそうであった。また、ワイン、パン、チーズ、サラミであった。朝食は、ワインの替わりにジュースかコーヒーだが、パン、チーズ、サラミ、果物で、もう今朝たべたばかり。 グラナダのホテルに荷を下ろして、シャワーを浴び、今夜は、アルハンブラ宮殿と夕陽をみながらの特別なディナーだというので、ちょっと気取った恰好をして待機していた。アルハンブラは13世紀頃アラブの王族が建設したもので、この辺にはアラブ系の人がすんでいて、ホテルのすぐそばは、アラブ系の人が経営する店がずらりと並んでいた。 今夜行くレストランは、普通の豪邸の一階をレストランにしてあり、経営者は二階にすんでいるので、予約は必修。メニューの予約も二日前からいれておくようで、バスの中で、ハビエルがその説明をし、「三つのチョイスがあります」といって、全員予約をしたので、何がでるか分かっていた。つまり必要分だけの食材を用意しておくわけで、これは無駄をださない利口なやり方である。 出かける前になって、小雨が降り出し、可なり急な坂を上る事になっていたので、私達四人はタクシーにのった。タクシーはぐるぐると、狭く、急な石の坂をあちこちまがったので、皆で顔を見合わせて「歩いたら、1時間はかかるね」と言ったのだが、徒歩の人達は我々より先についていた。つまり、丘を直接階段で縦に上るなら、すぐの場所であったが、可なり急な坂であった。 「タクシー、私がはらって、領収書をもらうから先に行ってて」といったら、皆消えてしまい、領収書をもらって後ろをむいたら誰もいなかった。御屋敷町で、豪邸ばかりでひっそりしてる。さて、どの家なのだかわからず、あちこち歩いていたら、小雨が中雨くらいになってきたが傘は先に降りた人に渡してしまったし、屋根もないので、せめて大木の下をえらんだが、ぼたぼたと水が落ちてくる。 二人の女性が歩いて来たので捕まえて、聞いてみたが彼女達もツーリストだという。それでも親切にトマト・レストランというのをネットで調べてくれたら、谷の反対側を一山超えたところにある。というのだ。絶対にそんなことはないが、お礼をいって、知らないところを歩くより、タクシーを降りた所で待ってる事にしたら、めかした服もびしょ濡れになったころ、グレッグが心配気にでてきた。なんと、私はその門の前でまっていたのだった。 大きな花園をとおり、絶景のテラスをぬけて、ダイニングルームに入っていくと、もうワインをのんでいた。谷をはさんで、向かい側にアルハンブラ宮殿がみえ、暗くなったら、ライトアップでくっきり浮かび上がってきて、とてもよい雰囲気であった。今夜のディナーは今回の旅で一番豪華であった。 これは、鹿の肉のシチューで、牛肉とあまりかわらなかった。 谷の向こうにみえるおが、アルハンブラ宮殿である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
グラナダへはマドリッドから寝台車で行きました。
アルハンブラ宮殿は、一見の価値ありでした。 予約時間前にとなりの離宮なども散策しました。 イスラムの土木技術が光ります。 (2022.06.21 21:15:32)
maki5417さんへ
今、そのアルハンブラ宮殿の事を書いてます。 風通しが良くて、夏は最高だけど、冬はどうやってくらしていたのだろうと、想像してました。もちろん、誰も住んでいないわけで、個々の部屋のドアは全部外して、見物人用にアレンジしてあるのでしょうけど、ドアがしまれば、暗いだろうし、なければ、冬は冷凍庫の中みたいだった労と思ってます。 (2022.06.22 00:49:39) |
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