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動物愛護家のグレッグとは、絶対に一緒に行きたくない場所に行くことになった。闘牛場である。スペインの闘牛といえば、日本の相撲にもひってきする国技として古い歴史がある。グラナダからバスで3時間走って、お昼ごろロンダに着き、街中で全員降ろされたので、否応なしの見学であった。 「まず、ここから真っすぐ300メートル位行ったところに、素晴らしいGorge(峡谷)がありますから、是非みておいてください。足の丈夫な人は下までおりる階段もありますよ。ここを右にいくと、見晴台のある公園があります。お昼過ぎまで自由行動ですが、午後、この闘牛場の見学をしますから、1時にこの闘牛の銅像の前に集合してください」とハビエルがいって、自由行動になった。 ![]() ちなみに、その銅像は有名な闘牛の等身大だというから、巨大な牛だったのだ。こんなジャイアンツに角を突き付けられたら即死であろうから、闘牛士も必死だっただろう。「牛が勝つこともありますか」と聞いたら「歴史上、怪我をした人が多いけど死んだのは一人だけです」といった。また、「死んだ牛はどうなるのですか」と聞いたら、「全部、無駄なく肉も皮も消費されます」とのこと。 先ずは峡谷を見に行った。グレッグは「わ~!」と驚いていたが、私は、グランドキャニオン、ザイオン、キャニオン・ドシェーなどに、何度もいってるので、!大したことはないと内心思ったが、一緒に、「わ~!」といって、写真をとった。彼は、アメリカ生まれなのに、アメリカを旅していないのである。だから、雪が降るのも初めて見て興奮したり、この峡谷でも目を回しそうだといった。 ![]() ![]() 考えてみたら、かえって外国からアメリカに来た人の方がアメリカを旅行してるのだとおもう。そういえば、ハワイに住んでいた頃、地元の仕事仲間のなかで、オアフ中を見て回り、ハワイ、マウイ、カウアイをしってたのは、私だけだったのを思い出した。皆、ラスベガスやディズニーランド、ハリウッドはしっていても、オアフ島の滝の数々を知らなかったし、横浜ベイも行った事がない人ばかりであった。こういうのを『灯台下暗し』というのだろう。 渓谷をみて、街中を散歩したあとに、レストランで食事をした。現金があまりなかったので、カードの使えるのを確かめてから椅子に座り、二人でのんびりと昼食をとり、トイレに行ったら、トイレのドアが開かなくなって、内側からドンドンたたいて、外側から開けてもらうというハプニングがあった。古い建物には、こういうことがままある。 ![]() ![]() 闘牛場の見学は、私が懸念していたのに反して、「闘牛そのものをみるわけでないから」と、グレッグも皆と行動をともに観客席5000という大リングの見学をした。娘も絶対に来ない場所であるが、私は良くも悪くも、一応この国の歴史の一部であるからみておきたかった。ハビエルは、「闘牛に反対する人も多いのはよくわかってますが・・・僕自身、牛がじわじわと殺されるのは嫌いですが・・・」と前置きして「サッカーと同じく国民がこぞって興奮する国技のひとつなので・・・」とツーリストの中での反対者の気持ちも考慮して、言葉を選んで控えめに説明してくれたが、「夏休みに娘を連れて行くことになってます」と、プライドを隠しきれないのも伝わって来た。 ![]() ![]() 牛がここをとおって、リングにでるのである。 ![]() ![]()
私もアルバカーキーに行った時タクシーに乗ったら、どこからと聞かれてNYからと答えたら、どんなところかと聞かれました。
もちろん彼は行ったことがないそうです。 バルセロナにも闘牛場がありましたが、こうした観光ツアーはありませんでした。 闘牛のある日は、肉が安くなると言っていました。 (2022.06.23 16:07:49)
maki5417さんへ
日本にいても、北海道や九州に行ったことない。。。とかいう人が、ハワイいはいってる・・・・みたいなこと あるでしょう? いつでも行ける、と思うから結局行かないというケースが多いのね。勿論、どこにも行きたがらない人もいるでしょうけど。 また、低所得の人は旅より、毎日食べる事で精一杯だから。そういう人達は、政治家にもだまされやすいしね。 (2022.06.24 21:59:07) |
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