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カテゴリ:バレーボール
レシーブミス、スパイクミス、サーブミス、ミスがミスを呼び連続得点を許す・・・
「良いときは良いんだけど、ミスが続くと立てなおせなくなる」そんなチームも多い。 「ミスが続いてしまうんですよ」という言い方で分かるように、「こういう状況ではミスが続いてしまうものだ」と皆さんの潜在意識にインプットされてしまっているんです。 バレーボールは得点ごとにサーブから始まり、リスタートするので、次のプレーに集中すれば過去は引きずらないで済むにもかかわらず、さっきのミスを気にして「ミスをしないようにしよう」という意識でプレーしてしまいがちです。 メンタルマネジメントの世界では、意識レベルを顕在意識と潜在意識に分けて考えていて、このうち潜在意識を非常に重要視しています。 人間が目の前のボールをつかむとき、筋肉を動かします。このとき、「上腕二等筋の筋繊維をどの程度収縮させて、ひじの関節を何度まで屈曲させて・・・・」ということまでは意識していません。 顕在意識では「ボールをつかもう」とだけ意識し、後の複雑なことは潜在意識が担当してくれているのです。実際に身体を動かすとき、頭で考える顕在意識は氷山の一角で、水面下で膨大な潜在意識が働いていて、その潜在意識の影響力は顕在意識と比べ物にならないものです。 「ミスをしないようにしよう」と顕在意識で考えると、潜在意識は「ミス」というネガティブなイメージに反応し、「ミス」を実現すべく身体を動かしてしまいます。 こうならないためには「ミスをしないようにしよう」ではなく、「あの位置にこういうスパイクを打とう」といった具体的でポジティブな思考をすることです。そうすれば、潜在意識はスパイクに集中し、ミスを引きずることはありません。 オートバイのレースの世界では、前方で事故が起こったとき、転倒したレーサーやオートバイを見るのではなく、自分が抜けられるコースを見ろといいます。危険を意識しすぎると自らその方向へ赴いてしまうからです。 「活路を見出す」との言葉通り、逆境では特にポジティブに考えることが必要です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/06/15 10:47:43 AM
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