2013/06/10(月)19:28
雅<みやび>
のこりたる
ゆきにまじれる
うめのはな
はやくなちりそ
ゆきはけぬとも・・・・・
大伴旅人
田上の梅林公園に梅の花を見に行ってきました
雪国新潟にも遅い春がやってまいりました・・・
まだ満開とはいかず、しだれ梅はまだ咲いておりませんでしたが・・・
古代、梅は貴重な舶来品で貴族たちはこぞって庭に梅を植えその美を楽しみました、
厳しい冬が明け、生命の息吹感じられる春の訪れとともに咲く梅、
その可憐な姿に愛しき君の姿を照らし合わせ、数々の恋の歌に梅は登場します、万葉集の中でも萩に次いで多いのが梅の歌・・・
うめのはな
かをかぐはしみ
とおけれど
こころもしのに
きみをしぞおもう
市原王
ひさかたの
つくよをきよみ
うめのはな
こころひらけて
あがおもへるきみ
紀小鹿女郎
梅の花の美の中に見た恋しき君の愛おしさ、、
さながら梅の実の酸味は実りし恋の甘酸っぱさでしょうかね・・・
さてさて、いにしえの歌人達の歌で「雅」を気取っておりますが、
先日の雪割草の日記に・・・
「雅」を気取るなら長ったらしい説明はやめて花と和歌でシンプルに書いてくださいなとのツッコミが・・・
確かに小野小町・紀友則・在原業平など、梅や桜を題材に雅な和歌をうたっておりますね・・・
よ~し、私も真似して・・・
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
って、できるわけないでしょうが!!
分かってて言ってますね、
悔しい!!・・・
そうだった、和歌は読めぬ私だけれど、
私には口八丁で適当なことをそれらしく云う二枚舌があった・・・(笑)
ということで反論(何が雅やら・・・)
何をおっしゃいますやら・・・
厳しい冬を超え、花萌いずる春が来た喜びをブログを通じて皆さんと分かち合おうというこの私の「雅」な心が分からぬとは!!
く~、なんと「雅」のわからぬお人であろう・・・
この美しき梅の花をごらんなさい!!
見ているだけで十分に春の喜びが感じられるではありませんか、これ以上言葉(和歌)など必要ありますまい・・・
なぬ・・・
なら先の日記の長々とした説明はなんだったのかって・・・
え~、あれは・・・
あれは・・・、あれは・・・・・・・
あれは、その場所におる私と違ってどこかわからぬ状況では思うように楽しめぬと思うて
若干の説明を入れたまでで・・・
え?それを入れるのと和歌を入れるのと何が違うのかって?・・・
それは・・・・
それは・・・・・・・、それは・・・・・・・・・
え~ん、
雅なんだ~い!!(開き直り・・・)
田上の梅の説明はこちら・・・
もともとは梅畑の梅、それを眺める人が増え、やがて公園として整備されることとなった・・・
公園自体は小さな公園ですよ。
椿の花も咲いていました・・・
加茂・田上地区は椿の花も有名でしてね、越後の雪椿、小林幸子の歌にも出てまいりますね、
銘酒「雪椿」もあります・・・
今日は「雅」な日記・・・
なんか文句ある・・・(笑)
ではまた・・・