アウトドア~な温泉日記

2013/10/27(日)22:04

開港5港・・・

新潟観光日記(その他)(108)

せっかく市内に出てきたので対岸に足を延ばし、 「みなとぴあ」に行ってきました。 「みなとぴあ」というのは旧新潟税関跡地を利用して作られた歴史博物館です。 以前戊辰戦争について書いた日記で、 「新潟の地は海外からの武器調達が可能な港を有している」と書きましたが、当時の日本は海外との貿易が可能な港は限られていたのですね。 1858年日本は海外列強からの外交圧力に負け安政五カ国条約を締結します、 これによって開港された条約港の一つが新潟港です、 新潟と同じく条約港に制定された港は函館・長崎・横浜・神戸、これを開港5港と言います、 開港5港の内現在のその遺構の一部を残すのは新潟港だけです。 「みなとぴあ」には・・・ 当時の新潟税関(運上所)が残っております。 開港5港の中で唯一残る運上所は現在となっては貴重な建物で国の重要文化財に指定されており、建物を含む敷地は国の史跡に指定されています。 日本が外国の圧力に屈して日米修好通商条約に調印したのが1958年、この時の大老井伊直弼の独断に対する反発が強まり、これを抑え込むために起きたのが安政の大獄、 実際に新潟港が開港したのは1960年の1月、この2ヶ月後に桜田門外の変が起き、大老井伊直弼が殺害されます。 激動の時代ですね~ 歴史を知ってみると、小さなこの建物も貴重に見えてくるでしょ・・・ 当時の新潟は このような堀が市内中心部に張り巡らされていたそうです、市街地の西堀・東掘なんて地名はその名残ですね。 これは税関にあった石蔵を復元したもの・・・ かつては旧税関の建物を利用して歴史博物館としていたのですが、 旧税関は建物も小さく思うように運営できない、 そこでかつて西堀にあった2代目新潟市庁舎をモチーフに作られたのが・・・ 現在の「みなとぴあ」・・・ この建物自体はさして貴重なものではありませんね・・・ 中には・・・ 新潟の歴史に関する様々な展示物が・・・ まあ資料館・博物館ですね~ そんなに面白いものではありません。。。 又、この港に関する歴史とは全く別に・・・ 万代島の再開発に伴う都市計画道路「万代島ルート線」の整備区画内にあり撤去が決まっていた第四銀行住吉町支店、昭和初期の貴重な建築物を後世に残したいとの声が高まりみなとぴあの敷地内に移転されることが決まりました。 それが・・・ これ・・・ 第四銀行は国立銀行条例に基づいて設立された金融機関のうち俗にいうナンバー銀行の称号のまま現存する最古の銀行です。 その後、同時期に設立された第一銀行はみずほ銀行に、第二銀行は横浜銀行に、第五銀行は三井住友銀行にそれぞれ名称変更されてますね、 ナンバー銀行自体は岐阜の十六銀行・長崎の十八銀行・宮城の七十七銀行など何行かが現在に当時の名称のまま残っておりますね、第四はその中で一番古い銀行です。 銀行の名称はさておき今は住吉町支店のお話でしたね。。。 移転と言っても鉄筋コンクリートの柱は移転できないので新たに作り直されています、 花崗岩製の外壁や列柱、大理石のカウンターなどが当時のままの状態で復元されています。 でもこれも当時の建築様式を知る貴重な文化遺産で、国の登録有形文化財に指定されています、 まあこの一角は新潟の古き時代の雰囲気を味わえる場所となっております。 県庁所在地と言っても新潟には来る機会がそんなにないですからね~ まあ一応黒崎や亀田、巻なんかも今は新潟市ではあるのですが・・・ やっぱりこの辺まで来ないと新潟市という感じはしないですよね~ 巻はやっぱり巻・・・(旧巻町) このみなとぴあは朱鷺メッセの対岸にありますので・・・ ここからも朱鷺メッセがよく見えます、 信濃川ウォーターシャトルは新潟ふるさと村をでて朱鷺メッセに着き、そのごこのみなとぴあまで来ます、 図らずも今回の我が家のルートと一緒ですね、 我が家はウォーターシャトルではなく自家用車ですが・・・ 今日はみなとぴあのお話・・・ みなとぴあもペット禁止です・・・、可哀想に・・・ ではまた・・・

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