2014/11/01(土)14:57
六時屋タルト・・・
さて今日は松山銘菓のお話です。
六時屋の六時屋タルトです。
松山のお菓子と言えばタルトでしてね、一六タルトが有名なのですが、
別に新居浜市のハタダの栗タルトというのもありましてね、
ハタダの栗タルトは食べたことがないので松山のブロ友さんに美味しいのか聞いてみたら、
「きゃんぱ~さん何を言ってるの?、松山でタルトといったら六時屋でしょうが!!」と・・・
六時屋???、
タルトといったら一六本舗でないの?・・・
というのも愛媛県にはこの一六本舗の一六タルトとハタダの栗タルトの看板はいたるところにあり、
愛媛のタルトと言えば一六本舗とハタダが2枚看板なのかと思うておりましてね・・・
まずはハタダの栗タルトは松山ではなくて新居浜のお菓子なので松山銘菓から除外・・・
となると松山のタルトの2大看板は一六本舗とこの六時屋なのだそうで。。。
さて・・・
さっきからタルト、タルトといっているのに何でこう長細い箱が写るのか?
タルトといったら普通はケーキのような形状をしているでしょうが・・・
と疑問を持つブロ友さんも多いことと思います。
それがね・・・
松山でタルトといったら、餡子をカステラで巻いたロールケーキのようなもののことを言います。
一般に言う器状のパイ生地にフルーツを盛りつけたようなタルトとはちょっと違います。
どちらも語源は一緒でラテン語のtorteからきているようでこれは焼き菓子を意味するそうです。
松山のタルトの歴史は古く、約300年前、当時長崎探題を命ぜられていた松山藩主松平定行公がオランダ人から教わり城下に持ち帰ったのがタルトだったそうです。
当時松平定行公がオランダ人から教わった南蛮タルトはカステラの中にジャムが入ったものだったようです。
これを独自に試行錯誤を繰り返し完成したのが今の松山銘菓、カステラ生地に餡子を巻いたタルトというわけです。
タルトは松山銘菓として浸透し多くのメーカーで作られています。
中でも地元松山で人気のあるのがこの六時屋と一六本舗なのだそうで・・・
一六本舗は上品、六時屋は濃厚というのがその特徴ということです。
一六本舗のタルトは以前買ったことがあり柚子の風味のついた上品な餡をしっとりとしたカステラ生地が包み込んでいます。
さて、一六本舗と並び称される六時屋のタルトとは?・・・
これ・・・
カステラ生地に北海道産の極上小豆を使用した自家製餡を一本一本手巻きするという六時屋タルト・・・
昭和28年、松山にきていた天皇・皇后両陛下の御用命を受けたという六時屋自慢のタルト。
それから半世紀、変わることなく引き継がれたタルトの味・・・
六時屋は濃厚の言葉通り甘みの強い濃厚な餡です。
六時屋の名前は六時は長針と短針がまっすぐになることから「まっすぐ正直な心で商売しよう」という思いが込められているそうです。
この精神は現在まで引き継がれ、このご時世に手巻き、添加物不使用を貫いております。
「針はまっすぐ正直に」・・・
今日は六時屋の六時屋タルトのお話・・・
一六本舗の一六タルトのほうが美味しそうに撮れているのはご愛嬌で。。。
今日は六時屋タルトのお話なのにね~・・・
もともと食べ物の写真は得に苦手なの。。。、あれはたまたま上手に撮れたのよ~~
今度はハタダの栗タルトも食ってみるかな・・・
ではまた・・・