アウトドア~な温泉日記

2014/11/14(金)20:27

日本三大銘菓「越乃雪」

新潟観光日記(その他)(108)

長岡に行きました、 ある和菓子を買うのが目的です。 長岡には創業240年の老舗和菓子屋があります。 大和屋です、三条にも同名の洋菓子店がありますがまったく別のものです、あれは凧サブレーの店ね・・・ こちらの名物は「越乃雪」茶事、和菓子に詳しい人ならご存知かもしれません。 日本三大銘菓の一つです。 日本三大銘菓と言ってもどれも古い時代のお菓子ですので基本的には砂糖菓子です。 金沢森八の長生殿、松江風流堂の山川、 そしてこの越後大和屋の越乃雪、 越乃雪は寒晒した餅米に四国特産の和三盆を土地の湿気に寝かして作り上げた砂糖菓子です。 高杉晋作が亡くなる10日ほど前に今年の雪見はもうできないからと、土産にもらったこの越乃雪を崩して松の盆栽にふりかけ名残の雪見をしたと伝えられています。 岩倉具視、井上馨、大隈重信、河合継之助、佐久間象山、幕末に活躍した多くの人々に愛された越乃雪、 一度食してみるのも一興と思いましてね・・・ 先述したとおり古いお菓子をそのまま受け継いでいますので砂糖菓子です。 和三盆の上品な甘さを楽しむ茶菓子ですね、これだけだとかなり甘いです、 落雁系の味とはちょっと違いますしこれはどう表現したらいいのでしょうね・・・ 和三盆の上品な甘さが口に含むと崩れながら溶けて広がっていく感じです。 最近のお菓子と比べたら何とも地味なお菓子です・・・ さて次・・・ アオーレ長岡です、 このすぐ近くにシュークリームで有名なMIMATUというお店があります。 米粉を使ったシュークリームですが販売は箱単位、10個からです。 販売開始時間に合わせてどんどんと行列ができていき、販売開始と同時に2箱、3箱と買っていきます・・・ 我が家も1箱購入です、 シュークリーム10個・・・ 見ると道行く人がかなりの比率でこのシュークリームの箱を持っています・・・ シュークリーム30個もどうするんだろうと他人の心配はともかくとして我が家も3人で10個。。。 う~ん・・・ お値段は・・・ 何と1箱410円です、実はこの日は年に数回の39セールの日でしてね、 税抜き1ヶ39円。。。 アオーレ長岡は長岡駅前の施設で・・・ かつてここには長岡城の二ノ丸があったそうです。 長岡藩は武士と町民の垣根が低い藩で、古くから祭り屋台を場内に招き入れて、町民と武士がともに祭りを楽しんだそうです。 戊辰戦争で焼けた長岡の城、その堀を埋め、城壁を崩し、武士、町民一体となって町として整備したそうです。 なので長岡には城下町の面影を偲ぶものは何も残されていません・・・ さて、越後の庶民たちは戊辰戦争をどう思っていたのでしょうね。。。 越後に駐留した会津藩を越後の庶民たちは快く思わなかったそうです、 先の鳥羽伏見の戦いで戦費を使い果たした会津藩は越後の地で庶民に重税をしいたのですね、 会津藩に徴収された民兵はどこの藩に徴収された民兵よりも真っ先に逃げ出したそうですよ。 庶民たちはそんな会津藩のために戦おうなどという気はさらさらなかったのですね。 武士の都合は町民には関係のないこと・・・ 一方越後の庶民たちに好かれたのが米沢藩です、 米沢を治めていたのはかつての越後の覇者、上杉謙信公の末裔たちです、米沢の長年の悲願ははれて越後の地に帰ること、 米沢の人々は越後の地を遠い故郷と思い定め、民をとても大切に扱ったそうです、そんな米沢の人々を越後の庶民たちは慕ったそうです。 その後太平洋戦争でもこの長岡の町は空襲で焼かれ、近年2度の戦災に見舞われています・・・ さて、ついでなので悠久山公園・・・ この悠久山公園の蒼紫神社にはかつての長岡藩主、牧野家の霊廟があります。 結局のところ越後の諸藩も東北の諸藩も利するところのない戦争をしたくなかったのですね、 会津征伐のために東北に派遣された新政府軍はわずかに500、実際に戦かうのは東北諸藩なのです。 会津の赦免を願ってということももちろんあるのでしょうが、越後、東北諸藩の本音は戦争がやりたいのなら勝手にやってくれ、私たちは関係ない、 というところでしょうね、それが逆に越後、東北諸藩を戦争へと引き込んでいくこととなる、なんとも皮肉なことですな・・・ 悠久山公園の銀杏が見事に色づいておりました。 季節は夏から秋へ、そして冬へ・・・ すっかり寒くなってまいりましたね。。。 今日は長岡いろいろでした・・・ ではまた・・・

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