2015/02/23(月)22:44
有馬温泉「太閤の湯」・・・
出張で神戸に行ったので、泊りを有馬にしました。
有馬温泉は国内の温泉地でも特に格式の高い温泉として知られ、「敷居の高い温泉地」とも言われています、
なので比較的手頃な宿が少なく他の温泉地と比べると若干高い宿が多いのも特徴でしょう、
なのでということもないのですが温泉宿ではなくありま近くの手頃なホテル。。。
有馬の二大源泉「金泉」「銀泉」の両方に入れる入浴施設「太閤の湯」の割引券が付いており、
温泉までは送り迎えしてくれます。
「太閤の湯」は有馬ビューホテルが経営する比較的新しい施設です、
高濃度の含鉄塩化物泉の金泉、高濃度の放射能泉の銀泉の両方の源泉があり、金泉と銀泉をブレンドした浴槽や、人工の炭酸泉などもあります。
が・・・
以下は私の個人的な見解ですが・・・
有馬の源泉を楽しみに来ている客に人工の炭酸泉など必要ないと思います、
せっかく掛け流しの金泉を用意しているのですから、その浴槽が広い方がありがたいです(金泉掛け流しの浴槽はちょっと狭い・・・)
金泉と銀泉を合わせた「天下の湯」という浴槽もありましたが、
高濃度の塩化物泉と高濃度の放射能泉、大きく特徴の違う湯を混ぜ合わせても両方の個性が失われるだけのような気がします。
やはり金泉は金泉で、銀泉は銀泉で入浴した方が良いように思います。
内風呂、露天風呂合わせて10個もの浴槽が用意されていますが、入るべきは2つだけ・・・
あとはどうでもよろしい。。。
健康ランド並みの設備ですので割引料金といっても1200円です、
通常料金は2400円です。
館内にはたくさんの飲食施設も完備されていますがこれも有馬の敷居の高さゆえか、かなり料金設定が高めです。
個人的な見解としてはこれならば「金の湯」と「銀の湯」をはしごした方が良いように思います。
有馬は敷居が高いとよく言われますが、それは結構あちこちに表れてましてね・・・
飲食店の料金も比較的高めに設定されています。
関西の奥座敷としてのプライドでしょうかね。。。
ついでに・・・
これも格式を重んじるためか・・・
風俗店はなく飲食店の閉店が異常に早い。。。
7時くらいになるともう開いている飲食店が数えるほどしかありません、
草津温泉なんて温泉も飲食店も夜中まで開いてますよ・・・
とはいえ関西を代表する温泉地ですので、
海水の3倍の濃度を誇る「金泉」の泉質はかなり強烈です。
「銀泉」のほうも高濃度の放射能泉で銀泉の源泉井戸付近では原発事故であれば屋内退避に相当する放射線を放出しているそうです。
とはいえラジウムが崩壊してできるラドンは臭いも味もありませんので、放射能泉は目に見える特徴がほぼないので私は苦手です・・・
まあやはり有馬温泉は「金泉」が。。。
となるとやっぱり「金の湯」か・・・
さて今回の出張は結構温泉三昧で、
この前の日に泊まったホテルも温泉付きで、その前の日に泊まったのが道後温泉・・・
以前は愛媛というと松山の繁華街のど真ん中、三番町あたりに泊まることが多かったのですが、
最近は道後を拠点にしています。
ということで道後温泉には頻繁に入っているわけですが・・・
*)写真は道後にある公衆浴場「椿の湯」です、最近はホテルのお風呂で我慢しているのでしばらく行ってませんね・・・
道後温泉は単純泉で目立った特徴がない、
初めのころは「なんだどうということのない湯・・・」と思っていたのですが・・・
湯も繰り返し入ってみて初めて分かる良さというのもあるようです。
道後温泉は有馬のような強烈な特徴はありません、
しかし、バランスの取れた柔らかな湯に温泉独特のとろりとした湯触りと独特の温泉臭があります。
数年通ってようやくわかる名湯の魅力でしょうか?・・・
西日本を代表する名湯「有馬」と「道後」・・・
強烈な個性を放つ「有馬」に対してしっとりと落ち着いた個性を放つ「道後」・・・
一種対照的な特徴を持つ2つの温泉・・・
多くの人々を魅了し続けてきた名湯は、やはり人を引き付ける何かがあるようです。
温泉は自然の産物、日によって泉質は変わります、湯の鮮度、混雑状況、温度・・・
条件によって別の温泉のように特徴が変わることもあります。
1度や2度入ったくらいではその温泉の本当の魅力は分からないのかもしれませんね・・・
今日は有馬温泉「太閤の湯」のお話・・・
ではまた・・・