2018/09/19(水)20:17
加茂AKARIBA・・・
加茂AKARIBAに行きました、
加茂市は新潟でも比較的古くからある町でその起源は平安時代に遡ると言われています、
古くは京都賀茂神社の社領で、加茂市の名前はここから取られています、
市内中心部には加茂川が流れ、古くから京都との関係の深い町であったため「越後の小京都」といわれてます。
加茂AKARIBAは「小京都を楽しむ会」が毎年9月中旬にに行うイベントでして、
秋の夜長、小さな明かりを楽しみましょうというイベントでしてね。。。。
京都賀茂神社その御霊を分霊し祀っている青海神社とその周辺の商店街を利用して行われるイベントです。
加茂市って平成の大合併の時に「合併しない宣言」を行い周辺の市町村と一切合併しなかった町でしてね。。。
人口は約27000人、まあそんなに大きな町ではないです。
まあ特に大きな産業というわけでもないのですが・・・・
家具の街です、家具メーカーが多く特に桐ダンスの製造は全国の7割を占め、加茂桐ダンスとして伝統工芸の一つとなっています。
まあ時代がら桐ダンス持ってる家も少ないとは思いますが・・・・
桐の木というのは比較的成長の早い木でしてね、
古くは女の子が生まれたら家の庭に桐の木を植えて、その子が嫁に行くときに桐の木を切って箪笥にして持たせたと言い伝統的な婚礼家具の一つなのですが・・・・
昨今はクローゼットが付いているという家が多いので。。。。
箪笥は売れない・・・・
桐の木って調湿作用に優れ中の衣服を湿気から守る効果があるので箪笥として優れた特性を持ってはいるのですが・・・・
いかんせん軟らかく、変色もしやすい・・・・
古い田舎の家に行くとよく茶色くなった桐ダンスを見かけますよね・・・
元は白木のタンスなのですが時間が経つとどうしてもね・・・
こういう箪笥は削り直しといって一度金具を全部外して鉋をかけ、削り直して組み立て直すと新品同様に生まれ変わります、
まあちゃんとした桐ダンスならこういう芸当ができます、桐ダンスメーカーの多くが有料削り直しのサービスをやっていますので・・・・
まあしっかりした桐ダンスは伝統工芸で結構な値段しますけれどね・・・
加茂桐箪笥協同組合ってのがあってね、今も何人もの伝統工芸士を抱える加茂の伝統工芸ですので・・・・
伝統工芸というのは一応条件というのがあってですね・・・・
1) 主として日常生活で使われるもの。
2) 製造過程の主要な部分が手作りであること。
3) 伝統的技術・技法によって製造する。
4) 伝統的な原材料を使用している。
5) 一定の地域で産地が形成されている。
箪笥もいくつも伝統工芸に指定されているのですが、
加茂の桐箪笥、岩手の岩谷堂箪笥、仙台の民芸箪笥などが有名です、
県内だと・・・・
加茂の桐箪笥、白根の仏壇、小千谷の縮と紬、燕の鎚起銅器、与板の打刃物などが有名ですが、
まあ伝統工芸も中には神技のようなものもありましてね・・・
燕市の鎚起銅器、玉川堂の先代当主の弟玉川宣夫氏は紫綬褒章を受章し、重要無形文化財(人間国宝)に指定されています。
まあ玉川堂の鎚起銅器はそれ自体が国の選択無形文化財に建物が国の有形文化財に指定されていまして・・・
ちなみにこの玉川堂、ちょっとした茶筒でだいたい3~4万、最近はコーヒーポットなんかも作ってますが10万以上します・・・・
まあ燕の伝統工芸ですので。。。
さて加茂AKARIBA・・・・
なんだか光君のような・・・・
「番犬だけでつまらない、
たまには散歩に連れてって」
パフォーマンスもやっていました・・・・
途中まで見ていたのですが。。。。
結局何を描いていたのか分からない。。。。
何だろうこれ???。。。。
え~とですね、秋の夜長を楽しもうというイベントなので。。。。
商店街の法では屋台も出ていて、酒の提供も行っているのですが・・・・
今回はパス。。。。
真夏じゃないので外でのんびりするには良い季節になってきましたけれどね。。。。
いろいろと予定もあって・・・・
まあこれといった大きな産業があるわけでもないですが・・・・
小京都かどうかは別として、割と古風で和風な街かもしれないですね・・・・
まあそういう意味では加茂らしいイベントかもしれませんね・・・・
特に観光地があるわけでもありませんが。。。。
今日は加茂AKARIBAのお話・・・
ではまた・・・