2019/04/23(火)23:00
大河津分水の桜・・・
さて今日も約束通り桜のお話です。
お待ちかねの今日の桜はですね。。。。
大河津分水の桜です。
菜の花とのコントラストが綺麗ですね、
ただですね・・・・
ちょっと見頃を過ぎちゃったので散り始めです。
花の見ごろは難しいものです。
あとちょっと、あとちょっとと思っているうちにいつの間にか行き過ぎて。。。。
花の見ごろというのはしばらく続くようで、実は花の見ごろというのは一瞬のことで、
まさに絶好の機会というのに巡り合える機会はそんなにないのかもしれませんね。
今この瞬間その瞬間の美に出会うのは一期一会、
次の瞬間にはもうその美は違う姿を見せ始めているもので。。。。
さてこの公園には産業文化遺産として信濃川の河口堰が保存されています、
この大河津分水には信濃川の放水路の河口堰の一つがありましてね、
信濃川にはこの大河津分水と関屋分水という放水路がありましてね、一つの河川に二つの放水路を持つ河川は国内では信濃川だけです。
この河口堰は信濃川の水を本来の河川に流すための古い河口堰でこの先、信濃川は新潟市を通って海へとつながるわけですが・・・・
まあ大河ですので古くから水害も多くてですね。
こっちの河口堰を開けるとですね、この先は人が掘った人口の河川で最短距離で海につながるわけです。
まあ本来の河川には定量の水を流して、それを超える水量はここから最短距離で海に流すわけです。
まあこの河口堰も古いものでどちらも現在は使われておりません、
ちなみにこれが新しい河口堰、
これは本来の河川に水を流す、洗堰・・・・
こっちが最短距離で海に水を放水する、可動堰・・・・
分水の桜はこの分水路の川沿い、海へとつながる人口の河川の堤防沿いに植えられた桜でしてね。。。。
旧河口堰は文化遺産として保存されてましてね、
旧川底は公園として整備されています、まあここに河口堰があったのですから、その前後は昔は川底だったわけで。。。。
水量の調整、管理はここで行っています、
人間と自然ってのは古くからこうして鎬を削りあってきたわけで、
治水ってのは人間と自然の闘いの歴史であるわけです。
さてそんな歴史のある分水路の土手にですね、2600本の桜がおよそ10kmにわたって植えられてるのがこの分水の桜でして。。。。
分水の桜は日本桜の名所100選にも選ばれております。
で、この桜の下をですね、おいらん役の女性が練り歩くというイベントがありましてそれが
分水おいらん道中でして。。。。
このイベントはですね大正13年に最初に行われた仮装行列が起源だそうで、
このあたりに遊郭があったわけではありません。
実は行った翌日がこのおいらん道中の日でしてね。。。。
このイベントの時は混むのでわざと外して前日に行ったわけです・・・
と言ってもですね、前日は前日で別のイベントがあって、そのイベントの時間も外して混まない時を見計らってですね。。。。
あんまり混むとですね花見どころじゃあないですからね。。。。
お花見スポットはいろいろとイベントごとも多いですのでね、花だけ見たいならそれは外して。。。。
今はこの土手沿いに大きな公園が整備されてましてね。。。。
この桜はその公園の桜。。。
まあ桜の名所も時代とともに変わっていきますからね。。。
そもそもソメイヨシノなんてそんなに寿命の長い木じゃないし。。。。
分水の桜も現在進行形で拡張中でしてね。。。。
明日がおいらん道中なので出店の準備も。。。。
まあひょっとしたら当日の別のイベントの時も開いてたのかもしれませんが、
わざわざ時間ずらして行ったもので。。。。
開いてません。
ということで今日は大河津分水の桜のお話・・・・
ではまた・・・