王を称えよ!「バーフバリ 王の凱旋」
「とにかく面白いから見ろ!つまらなかったら金は俺が払う!」とまで会社の人に言われてみてきました。インド映画の「バーフバリ 王の凱旋」 ハリウッド以上の映画大国(年間公開される本数が1200本以上)で、記録的な大ヒットをしたとされる映画ですが、正直私もインド映画は「ムトゥ 踊るマハラジャ」しか知らなかったです。が!感想。これはすげえ!圧倒的エンターテイメント!常識外れの面白さです! 詳しくは公式のHPや予告動画を見ていただければと思うのですが、とにかくアクションのギミックの面白さ、ド派手でバカバカしいほどのCG,登場キャラの個性の強さ!極彩色でありながら神話の雰囲気を崩さない美術など・・・ああ!何を語っても語りつくせない! 本作は実は前後編の後編にあたる作品なのですが、本編の前に5分の前作ダイジェストがあり、私もそれだけで十分理解できました。というか、シナリオも素晴らしいな!祖父、父、子供の3代にわたる壮大な復讐劇。しかし、あくまで勧善懲悪、良き王とは、人々が本当に敬う王の生きざまとは?を真摯に描きつつ、悪役も一概的なものでなくて背景の分厚さを感じさせる構成など・・・ また、合戦シーンはそのアイデアの多彩さに仰天します。攻城戦のあのギミックは映画館内で観客が爆笑&拍手する人が出るほど!とにかくアイデアを「これでもか!」と詰め込み、引き算の演出?はあ?なにそれ?とばかりにパワーで押し切る爽快感!料理で例えるなら満漢全席をようやく食べ終わったらフランス料理のフルコースを出されるような、それこそ怒涛の勢いとはこのことで。 正直、見る前までは「まあ、そこそこ面白い良くできた映画なんでしょ?」ぐらいの自分を恥じ入る。それこそ雨の中のスライディング土下座でバーフバリを称えよう! 興奮気味に書いてしまいましたが、面白いアクション映画5本分ぐらい見た感覚です。むしろ予備知識がない自分みたいな人のほうが衝撃がでかいかも。一緒に行った友人と映画館帰りは「バーフバリ!バーフバリ!」しか言えない状態になっていたといえばおわかりいただけますでしょうか。 いやあ、本当にいい映画です!みんな!王を称えよ!*タイトル間違えをしていたのを訂正します。すみませぬう~~~!お詫びにもう一度映画館に王を称えに行きますw