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コミケではあれだけの規模と多くの人が集まるので、いくつも都市伝説が生まれます。そんな中「コミケ雲」というものを検証してみようかと。
コミケ雲とはコミケがまだ晴海会場であった頃、あるブースですし詰めにされた館内のオタクの汗が水蒸気となり、天井付近で雲となってモクモクと・・・という、らき☆スタのこなた先生がおっしゃっていたアレです。が、実際にそんなことがありえるのでしょうか?(ビックサイトでも目撃例が報告されていますが) 通常、地表、あるいは海面から蒸発した水蒸気が気化、上昇し、高高度で冷やされ液化、その微細な水滴(まだ大気に漂える小ささ)の集合体があの白いモクモクとした雲であることはご存知かと。 で、コミケの場合、建物上部にある冷房によって水蒸気が急激に雲になった、というのが通説ですが・・・うーん、ちょっと科学的に考えにくいですね。というのは、あの手の大型施設の冷房は、大きなエアダクトからかなりの勢いで冷風を吹き出します。そのため、たとえ水蒸気が液化しても雲を形成する前に流されてしまう(ビックサイトでスペースナンバーを示す天井のノボリを見ると解ると思うのですが、かなり揺れています)のではないかと。 しかし、何人もの目撃者がいる、ということは、単なる迷信とも言いがたい。そこで私が立てる仮説は「あれは雲ではなくホコリなんじゃないか?」というもの。 ビックサイトもそうですが、あの手の建物には上部に外部の日差しを取り入れる天窓や照明器具があります。その光の入るエリアに空気中の埃がキラキラと滞留すると、遠くから見た場合、その光のエリアだけぼんやり靄がかかったように見えます。また、水蒸気と違って埃は温度に関係なく滞留していれば常に見え続けるので。 もっとも、ホコリの場合、夏より冬の方が乾燥しているのでこの現象が発生する可能性が高いのですが。いずれにせよ、あの建物の高さと気温と条件で雲が発生する、というのはちょっと考えにくいですねえ。(銭湯やサウナなどの高温多湿状況でも雲までは発生しないので) ちなみに私も10年来のコミケ参加者ですが、コミケ雲は一度も見たことはありません・・・(リンク先に写真がありますけど、雲というより光の加減ですかね) 目撃情報などある方はぜひお知らせください。 追伸:ちなみに私が別の意味で「コミケ雲」と呼びたいのは、5年ほど前、東京地方の降水確率90%であったにもかかわらず、イベント会場上空だけまるで劇場版エヴァのシーンみたいにぽっかりと青空が広がった経験。あれこそオタクの怨念が生み出した「コミケ雲」じゃないかと(W。ご存知の方、いますよね? |
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