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ニコニコ動画で配信されているオリジナルアニメ「ペンギン娘」のDVDが発売になるそうで。 で、皆が注目していたであろう価格なのですが9800円・・・
正直言います。 「こんなもんだろうな、TV局やスポンサー広告がないアニメを販売するとしたら」 なんだかTV局の中抜きがなくなるからアニメはこれからネットのほうがいい、なんて意見がありましたけど、現実はこういう結果になると。これは私も数ヶ月前のBlogで予想したのですが・・・ ペンギン娘は一話平均10分以下。80分のDVDで9800円。高い高いと言われているTV放送アニメが3本(90分)入って4.5000円であることを考えると、割高、というか、すごい金額になっていると言えますね。時間計算だと単価が高い京アニ作品以上に高額になってます。 この金額に近いのはアダルトアニメ。あちらもTV放送できないため、単価が30分6000円など割高です。 どうしてTV局の中抜きがなくなったのに、この価格になってしまったか?それは「ニコニコなどネット広告では1クール程度のアニメの制作費を賄える資本(平均で1億3000万とも)も、その広告効果に投資してくれるメディア会社もない、だから結局、負担が買う側に全て回ってしまう」 前のエントリーでも書きましたが、現状ではアニメ番組が視聴者の利面だけ考えてネットにシフトする、などというのはとてもじゃないですが無理。ってことじゃないでしょうか。 しかし、これで作品が「面白い」のであれば、まだ売れる可能性がありますけど・・・うーん、あの内容では・・・ 結局、ニコニコ動画が今まで違法UP動画で大きくなったのは、TV局やスポンサーの犠牲の上に成り立っていたことを自ら証明してしまったようなものです。 アニメも含め、テレビ番組、映画、ゲームもメディアを作るには金がかかる。だからコンテンツは企業にとって大切な存在であり、貴重な財産です。 TVで無料で見られる=タダ同然のもの ではありません。 |
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