今週のチャンピオン・・・ではなく、ちょっと最近始まった新連載に関して思ったこと。というか、以前から思っていたのですが。
続きものの漫画って、展開の速さ=魅力 になるのかもしれない、と思いました。チャンピオンで春からスタートした変身ヒーロー(?)マンガ、ACT-悪徒 そして サッカーマンガのLookUP!オタク少年が自転車の魅力にとりつかれていく弱虫ペダル。
この3作の共通点って「とにかく話がガンガン進む」事が大きいかと。どちらもわずか単行本2冊分程度ですが、もう何年も前から連載しているような充実感があります。
これは初期のカイジやグラップラー刃牙がハンパなく面白い理由にもつながるのですが、ものすごい密度の濃さ&スピード感を味わえます。
よく「連載打ち切り間際になると急に面白くなるマンガ」というのがありますが、残された時間にやりたいことを詰め込むから、それで凝縮され、面白さにつながる。そうとも言えます。
逆に言えば常に新しいアイデアを投入し続けなければならないので、作家にとっては地獄だと思いますが。
読者は意外と「じっくり描く」より、ガンガン進めてくれる方が心に残るのかもしれません。
「ちょっと展開速すぎて物足りない」ぐらいが丁度いいのかも・・・