「同人誌を値切らないで!」のコメントに「昔は同人誌は閉館間際、売り手と買い手が値段交渉する楽しみがあった」とのお話がありました。が・・・
・・・もしかして、それって「楽しみだと思っていたのは買い手だけじゃないの?」という気分です。売り手にとっては仕方なく、とか、渋々だったのではないかと(現に私は10年以上前からコミケに参加してますが、その当時もすでにそういう風習はなかったし、同人ショップなどの普及で在庫の管理がかなり楽になったし)
というのは、売り手(書き手)は相手によって値段を高くすることが出来ないからです。
考えてみたら値切り交渉が許されるのであれば相手の服装や人相を見て(コイツは金を持っていそうだから高くしてもいいな)なんてことも許されますよね?500円の本を800円にするとか。
でも、実際、そんなことはしないし、やったら不快な人が出て当然です。同人誌に価格が付いているのはそういうことをしない、ここはオークションじゃない、ということじゃないかと。(ちなみにサークル参加者は見本誌提出の際、スタッフに配布価格を申請します)
コミケでは99.99%の人が、本をサークル側の提示した価格で買っています。それに対して0.01%の「値切る人」がいたら、その人にあわせなければいけないのでしょうか?違いますね。0.01の人が自重すべきです。
「欲しいけどお金がないなら、次の機会を待ちましょう。買えなければ諦めましょう。値切り交渉を吹っかけられた時点で、サークル側(書き手)は不快になっているケースが多いです」
書き手は一人でも多くの人に読んでもらいたいのは真理です。ですが、買い手に在庫が残って大変だろう、って心配をしてもらうほどではありませんので。